「市民の声を反映」 元市議・山下氏が立候補表明 9日告示の川西市長選
2022/10/03 05:30
川西市役所=川西市中央町
9日告示、16日投開票の兵庫県川西市長選で、元市議の山下隆志氏(40)が1日、立候補を表明した。市役所で会見し、告示日まで8日に迫った土壇場の決意表明となった理由について「現職以外に誰も立候補しないという状況に『自分が立つしかない』と思った。ぎりぎりまで待って9月中旬に決意したが、本当に立候補できるかどうかを模索してきた」と語った。
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山下氏は2018年の市議選で、立憲民主党の公認を得て初当選したが「一身上の都合」で1期目途中の今年5月末に辞職。現市政について「市議時代から疑問を感じていた。改革を前面に押し出すが、厳しい財政状況に対して大きな成果はなかった。税金も特定の企業などを優遇し、市民のために平等に使われていない」と批判する。
優先課題には、市職員の働き方改革を進め、仕事の効率を向上させるとした。子育て世代を経済支援し、空き家が増える住宅団地に定住を促して、まちの活性化を目指す。市役所のIT化や、市北部の医療機能の充実にも注力するという。「市民のための市役所にする。市民の声を反映する市政を実現させたい」と力を込めた。(西尾和高)
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