医療

医療トップへ
健康トピックス
  • 印刷
拡大

 インフルエンザの治療薬は長く、飲み薬のタミフルと吸入薬のリレンザが使われてきたが、3年前に吸入薬のイナビルと点滴薬のラピアクタが加わり、選択の幅が広がった。兵庫県医師会公衆衛生担当理事の渡辺志伸(しのぶ)さんに、それぞれの特徴を聞いた。

 タミフルは最も一般的な治療薬。渡辺さんは「内服なので安定的に全身に吸収されることが特徴」と説明する。

 2007年に中学生がタミフル服用後に転落死する事故があり、問題視された。異常行動はインフルエンザ自体で起きることがあり、服用との因果関係は分かっていない。ただ、タミフルを飲んだ後に異常行動を起こした大半が10代だったため、原則として10代は使われない。

 ほかの治療薬を飲んだ後にも、異常行動が起きた報告はある。万一の事故を防ぐため、子どもが感染した場合、薬の服用の有無にかかわらず、少なくとも2日間は1人にならないように、保護者は配慮が求められる。

 リレンザは、専用の器具で薬を口から吸い込む吸入薬で、1日2回を5日間続ける。同じ吸入薬でもイナビルは、1回の投与で効果が長続きすることが大きな違いだ。飲み忘れはないが、確実に吸入する必要がある。

 「小さな子どもは吸入が難しいため、タミフルのドライシロップを処方することが多い」と渡辺さん。ドライシロップは、甘みを加え顆粒(かりゅう)状になっている。患者に吐き気があったり、胃腸の調子が悪かったりする場合は、吸入薬をよく処方するという。

 ラピアクタは点滴のため、体内に確実に薬を入れられることが利点。軽症にはあまり使用せず、入院時など重症のときに使うことが多いという。

健康トピックスの新着写真
健康トピックスの最新
もっと見る

天気(9月24日)

  • 27℃
  • 23℃
  • 30%

  • 24℃
  • 20℃
  • 60%

  • 28℃
  • 22℃
  • 20%

  • 28℃
  • 21℃
  • 30%

お知らせ