跳びはね遊具「ふわふわドーム」新設 六アイのファッションプラザ広場 関西初の屋内型

2022/06/03 15:44

新しくできたふわふわドームなどを目当てに、子どもらでにぎわうサン広場=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ファッションプラザ(撮影・長嶺麻子)

 六甲アイランドの複合商業施設「神戸ファッションプラザ」(神戸市東灘区向洋町中2)の3階「サン広場」に、大型のテント式遊具「ふわふわドーム」が新設された。空気で膨らませた膜の上をトランポリンのように跳びはねて遊べる。全国的には屋外の公園に置く例が多く、神戸市によると、天候に左右されずに利用できる屋内型は関西で初めてという。(井上太郎) 関連ニュース 奥谷氏が立花氏を刑事告訴 兵庫県議会百条委委員長 SNSなどで虚偽内容を投稿、事務所前の街宣には被害届提出 マリンピア神戸、売上高1.5倍狙う 26日に再オープン 人工ラグーンで体験型イベント充実 巡査が無断欠勤で東京ディズニーランドへ 兵庫県警が処分 借金400万円「お金の指導が嫌になった」

 神戸ファッションプラザは美術館とホールを神戸市、ホテルをSHINKAホテルズ(神戸市東灘区向洋町中2)、商業ビルを大栄環境(本店・大阪府和泉市)の3者で運営し、サン広場はその共用部。面積は約千平方メートルで、9階天井までの高さ約50メートルが吹き抜けになっており、主に展示会やイベントに使われる。
 ふわふわドームは5月、この一画に新設した。全体で約90平方メートルあり、高さ1・5メートル、半径3・5メートルの児童用と、高さ1メートル、半径3メートルの幼児用の山がある。
 メーカーの太陽工業(大阪市)によると、ドーム内部には常に風が送られ、上に人が乗って荷重が加わると排気口から排気されることで、内圧が一定に保たれる構造。一人でぴょんぴょん跳ねたり、友達とかけっこや鬼ごっこをしたりと、工夫しながら遊んで体力、脚力を養えるのが売りといい、全国各地で導入する公園が増えている。
 サン広場のふわふわドームは、神戸市内では湊川公園(兵庫区)に次ぐ2基目になる。床面の人工芝化やベンチの設置も併せて2月に着工、5月14日の完成式典でお披露目した。7月には1階につながる大階段「スペイン階段」の改修も予定され、総事業費は約8千万円になる。
 神戸市内陸・臨海計画課の担当者は「(サン広場に隣接する乳幼児向けの)『こべっこあそびひろば』との相乗効果で、子育て環境の充実とにぎわい創出につなげたい」とする。
 5月下旬に訪れた、近くの「光の子認定こども園」の女の子(5)は「感触? よく分からないけど一番上に上るのが楽しい!」と笑顔がはじけた。母親(45)は「今までは遊べる場所というイメージがなかったので、便利になったと思う」と話していた。
 無料。サン広場に入れるのは午前7時~午後9時。神戸ファッションプラザ管理組合事務局(大栄環境内)TEL078・857・6600

→「東灘区のページ」(https://www.kobe-np.co.jp/news/higashinada/)

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