「東雲の空に誓う」「強くなれ!私」 高校生が巨大な紙に揮毫 文化センターで「書の芸術祭」
2022/08/22 17:02
音楽に乗せて大きな紙に字を書いていくパフォーマンスを披露した兵庫高校の書道部員たち=神戸市東灘区住吉東町5
書の普及、発展を図るイベント「書の芸術祭」(神戸新聞社後援)が20日、JR住吉駅前の東灘区文化センター(神戸市東灘区住吉東町5)で開かれた。高校の書道部員は、踊りながら巨大な紙に
書の芸術祭は2014年に始まり、7回目。新型コロナウイルス禍で、3年ぶりの開催となった。東灘区文化センターと神戸市内の書道家らでつくる「愛前会」が主催した。
会場は漢字や仮名、前衛などのブースに分かれ、来場者は書いた字を講師に添削してもらった。練習の成果として、横長の紙を使った寄せ書きにも挑戦。「流星」や「風鈴」など、「夏の言葉」のテーマに沿って思い思いにしたためていた。
イベントは午前と午後の2部制で、午前は兵庫高校の書道部員6人が、幅6メートル、縦3・5メートルの紙を広げてパフォーマンスを披露。音楽に合わせて踊りながらダイナミックに筆を動かし、「東雲(しののめ)の空に誓ふ」「決して諦めない」「自分に負けるな」「強くなれ!私」と、今にも紙から飛び出しそうな、躍動感あふれたメッセージを完成させた。
部長の
午後の部は須磨東高校の書道部員がパフォーマンスを行い、午前午後合わせて計約180人が来場した。(井上太郎)
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