姫路

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「絆」の文字に力をもらいゴールした種谷康さん=姫路市本町(撮影・山崎 竜)
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「絆」の文字に力をもらいゴールした種谷康さん=姫路市本町(撮影・山崎 竜)

 絆の力がランナーの背中を押した-。東日本大震災で被災した小学生らを初めて招き、開かれた第3回の「世界遺産姫路城マラソン」(神戸新聞社など共催)。「ありがとう」「忘れないで」。会場は被災地の思いであふれ、復興支援などに携わったランナーらは絆の大切さを改めてかみしめ、走り抜けた。

 「忘れないで」。兵庫県姫路市都市計画課の職員種谷康さん(49)=たつの市龍野町=は、復興支援に携わった被災地への思いを込め、「石巻」「絆」の文字を入れたTシャツ姿で初のフルマラソンに挑戦した。

 東日本大震災の1年後から2度にわたり計1年3カ月間、宮城県石巻市に赴き、下水道整備を支援した。

 「目の前でばあちゃんが津波にのまれた」「友だちと流され、助かったのは自分だけ」-。そんな体験を聞き、何度も胸が痛んだ。

 派遣から戻っても、心に残る被災者の言葉があった。「風化するのが一番つらい」

 2015、16年には「いしのまき復興マラソン」に参加した。仮設住宅の前を通るコース。涙を流しながら応援する被災者の姿に感動した。

 東日本支援を掲げた芦屋市のリレーマラソンにも、派遣時に一緒だった石巻や各地の自治体職員らとチームを組んで参加した。

 フル挑戦は、20キロを過ぎてから足を引きずる苦しい道のりが続いたが、5時間28分21秒で完走した。

 「ランナーや沿道の人に被災地の存在を思い出してほしいと願い前に進んだ。このTシャツが力をくれた」。晴れやかな表情で汗をぬぐった。(宮本万里子)

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