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姫路城の漆喰について話す上田耕三さん=姫路市本町
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姫路城の漆喰について話す上田耕三さん=姫路市本町

 世界文化遺産・国宝姫路城について学ぶ「姫路城講座・お城を守る」が11日、兵庫県姫路市本町の日本城郭研究センターであった。「白すぎ城」と呼ばれる外観を生んだ漆喰(しっくい)技術をテーマに、約130人が理解を深めた。

 全国文化財壁技術保存会顧問の上田耕三さんが講師を務めた。上田さんは元同市立城郭研究室長で、姫路城の漆喰壁の修理に長年携わった経験を持つ。

 漆喰は防火と防水に優れ、姫路城では、壁だけでなく屋根瓦の目地(継ぎ目)にも施されているのが特徴。平成の大修理で塗り直され、白く輝く大天守の姿は注目を集めた。

 上田さんは「なぜ、いつから施されたのかは不明」とした上で、「城の美しさを権勢として示し、世を治めるために漆喰を使ったのでは」と推測した。

 技術の変遷にも触れ、昭和初期までは2~3ミリの厚さで塗ることが一般的だったが、約60年前の昭和の大修理の際、下地に砂漆喰を厚く塗り、さらに上塗りする工法が考案された-と説明。大天守外壁の漆喰は厚さが約3センチもあるといい、「先人の創意工夫で城が長く保たれてきた」と語った。(金 旻革)

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