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姫路であった合同就職セミナー。地元企業も人材確保に懸命だ=1月、姫路市下寺町
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姫路であった合同就職セミナー。地元企業も人材確保に懸命だ=1月、姫路市下寺町

 兵庫県姫路市は本年度、子どもに代わって親が就職先を探すユニークな「代理就活」を呼び掛ける。離れて暮らす若者の親を対象に、地元企業の説明会を開き、子どもにUターンを働きかけてもらう狙い。学生優位の売り手市場が続く中、採用に苦戦する中小企業は多い。優秀な人材を射んとすればまずは親から?

 景気の回復傾向を踏まえ、学生の就職事情は好調に推移している。今年2月時点の大学生の内定率は、データのある2000年以降最高を更新した。

 その一方で企業の人手不足は深刻化。信用調査会社の帝国データバンク(東京)の調査では全国約2万4千社のうち43・9%が「正社員が不足している」と回答、過去10年で最も高い数値となった。兵庫県内でも人手不足は顕著になっている。

 姫路市内の部品メーカー人事担当者も「BtoBの業種で知名度が低いからか仕事は増えても人材が集まらない」とため息をつく。この会社では当初、大学卒業予定の新人らを20数人採用したかったが、内定辞退もあり、実際は半数にとどまったという。

 地元中小企業への就職を後押ししようと今回、姫路市が行うのが学生の親へのPR作戦だ。実際、「親から『そんな会社聞いたこともない』と就職を反対され、内定を辞退する学生が多い」といった相談が寄せられているという。

 説明会の内容や時期は今後詰めるというが、同市は関連費用として本年度の一般会計当初予算案に199万円を計上した。市労働政策課の担当者は「合同就職説明会など学生向けの従来の取り組みも続ける上でより効果的な方法として企画した」と力説する。

 「代理-」と銘打って企画では、親がお見合いパーティーなどに参加し、子どもの結婚相手を探す「代理婚活」は全国でも活況だ。

 全国でも珍しいという「代理就活」。若者を地元に呼び込むことはできるか、注目される。(末永陽子)

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