姫路

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姫路での100回目の寄席に向けて抱負を語る桂九雀さん=姫路市内
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姫路での100回目の寄席に向けて抱負を語る桂九雀さん=姫路市内

 落語家桂九雀(くじゃく)さん(56)が約30年前から姫路で続けてきた「九雀寄席」が5月7日、兵庫県姫路市西駅前町の姫路キャスパホールである。100回目の記念の落語会となり、オーケストラと共演する「吹奏楽落語」を、播磨ゆかりの忠臣蔵を題材に県内では初めて披露する。本番に向け、九雀さんは「落語ファンをさらに増やせる節目にしたい」と意気込む。

 九雀さんは広島市生まれ。中学時代に落語の面白さを知り、高校卒業後の1979年、姫路市出身の落語家桂米朝さん(故人)一門の桂枝雀さん(同)に弟子入りした。

 落語だけでなく、俳優として小劇場に立ったり、落語の手法を取り入れた芝居「噺劇(はなしげき)」を考案したりして多才に活躍してきた。

 姫路との縁は、出前落語で各地を回る落語家東家夢助(あずまやゆめすけ)さんがきっかけ。姫路にも訪れていた夢助さんが「地域に落語が根付くように」と米朝さんに相談、九雀さんを推薦され、地元の姫路労音につないだという。

 九雀寄席は、同労音を中心に実行委員会形式で88年6月に始まり、年数回ペースで開催。同市香寺町出身の妻高橋まきさん(48)とは姫路での活動が縁で結婚し、まきさんはその後、三味線奏者となり、九雀さんの噺に花を添えている。

 当初、夏の暑い日も冷房がない同労音の事務所で、高座に上がったという九雀さん。公民館や教会などさまざまな会場で観客と触れ合ってきたといい、「姫路の人々にここまで面倒を見ていただいた、ありがたいという思い」と振り返る。

 100回目は300人以上が入るホールで、4年前に始めた吹奏楽落語を行う。落語作家小佐田定雄さん作の「新出意本(しんでいほん)忠臣蔵」を、奈良県の市民吹奏楽団「セントシンディアンサンブル」と約50分間熱演し、切腹や討ち入りの場面を語りと音楽で盛り上げる。九雀さんは「新たな寄席の魅力が伝われば」と話す。

 吹奏楽落語の前に、九雀さんと桂二葉さんの落語、「セントシンディ-」の演奏もある。

 午後2時開演。一般3千円、中学・高校生1500円、小学生以下500円。姫路労音TEL079・288・6600

(宮本万里子)

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