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市の重要有形文化財に指定された梶原家住宅の主屋(姫路市提供)
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市の重要有形文化財に指定された梶原家住宅の主屋(姫路市提供)

 兵庫県姫路市は19日、上質な座敷や茶室を残す梶原家住宅(同市大塩町)と、大覚寺(同市網干区)が所蔵する絵画3点を重要有形文化財に指定した。絵画のうち「当麻曼荼羅図(たいままんだらず)」は、軸木に完成日や絵師の名前などが墨書されており、市は「絵画の制作過程が明らかになるのは極めてまれ。当時の状況を知る上で非常に貴重な資料」と評価している。

 梶原家は江戸期から塩田や海運業を営んでいた。指定を受けたのは、幕末から大正期に建てられた主屋(しゅおく)や離れ座敷など計21棟(延べ床面積約1073平方メートル)。高い建築技術が用いられ、ヒノキやスギなど高品質の材料が使われた。

 大正期に建てられたかやぶき屋根の茶室「しずの舎(や)」は、品位の高さと規模の大きさが希少という。市文化財課は「贅(ぜい)の限りを尽くした建築群。市内に現存する当時の建物では最高峰に位置付けられる」とする。

 絵画の「当麻曼荼羅図」は1589(天正17)年に制作された。縦約2・3メートル、横約2・2メートルあり、極楽浄土の世界を描いている。2014、15年度に京都市内で修復が行われた際、図から外した軸木に「天正十七年 極月(12月)十五日」、絵師「観深(かんしん)」ら4人の名前などを記した墨書が見つかったという。

 絵画はこのほか、鎌倉時代に描かれた仏画「三千仏図」、南北朝時代に中国の技法を取り入れた「釈迦十六羅漢像」も指定された。

 市文化財の指定は計131件になった。(三島大一郎)

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