兵庫県姫路市立青山小学校(同市青山北3)が昨年、日記コンテストに応募しようとした児童の作品を紛失し、事実を隠していた問題で、市教育委員会は20日、市議会文教委員会で改めて謝罪し、「隠蔽と取られても仕方ない行為で、大きな判断ミスだった」とした。
議員は、学校が紛失発覚後に職員会議を開いたが、市教委への報告を見送ったことに「重要事案をなぜ報告しなかったのか。紛失を隠したことに対し、学校への指導を徹底してほしい」と厳しく指摘した。
市教委は「児童の意欲が下がるのではないかと考えた学校の思いは分かるが、誤った判断。再発防止に取り組み、失った信頼の回復に努めたい」と応じた。
市教委は近く、同校長の判断や行為などについて、処分に相当する案件として県教委に報告するという。(三島大一郎)
