姫路

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「BーCAFE」店長の大坪尭央さん=姫路市紺屋町
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「BーCAFE」店長の大坪尭央さん=姫路市紺屋町
 【カタンの開拓者たち】 無人島を開拓し、最も繁栄させた人が勝ち。カードを集めて都市や畑を整備し、カード交換では交渉力も試される。ドイツゲームの代表格。世界大会もある。
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 【カタンの開拓者たち】 無人島を開拓し、最も繁栄させた人が勝ち。カードを集めて都市や畑を整備し、カード交換では交渉力も試される。ドイツゲームの代表格。世界大会もある。
 【コリドール】 世界で人気のボードゲーム。駒を1マス進めるか、相手の進路を妨害するか選択し、敵陣に早く進んだ方が勝ち。局面が激しく変化し、戦略的思考を育む。
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 【コリドール】 世界で人気のボードゲーム。駒を1マス進めるか、相手の進路を妨害するか選択し、敵陣に早く進んだ方が勝ち。局面が激しく変化し、戦略的思考を育む。
 【ナンジャモンジャ】 カードをめくるたびに現れる謎の生物に即興で名前を付け、同じカードが出たときに名前を当てたらカードを獲得できる。4歳から大人まで楽しめる。
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 【ナンジャモンジャ】 カードをめくるたびに現れる謎の生物に即興で名前を付け、同じカードが出たときに名前を当てたらカードを獲得できる。4歳から大人まで楽しめる。
神戸新聞NEXT
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 スマホやテレビだけがゲームじゃない-。デジタル全盛の時代に、対面で楽しむアナログボードゲーム「ドイツゲーム」がじわりと人気を集めている。ここ数年で全国に専門店が急増し、姫路市内にも第1号となるドイツゲームカフェが登場した。(木村信行)

 JR姫路駅から北へ徒歩7分。同市紺屋町に昨年8月、「B-CAFE」がオープンした。

 店長は大坪尭央さん(25)=同市白浜町甲。携帯ショップの店員をしていたが、一念発起して開業した。

 ドイツゲームとの出合いは5年前。小学生の頃、「スーパーファミコン」などのテレビゲーム機にはまり、1日4~5時間はかじり付いた。向き合うのは液晶画面だけだった。

 会社に勤めていたある日、市内でドイツゲームの交流会があるのを知り、好奇心で足を運び、面白さに引き込まれた。

 「ボードを挟んで人と人が向き合う。心理戦を楽しみながら会話が弾む。目からうろこの体験だった」

 交流会で、ドイツゲームカフェの開業を計画していた黒田尚吾さん(32)=同市四郷町=と知り合い、意気投合。黒田さんは神戸市内にあるドイツゲームなどの製作・販売会社に就職したため、大坪さんが携帯ショップを辞めて代わりに店長になり、開業にこぎつけた。

 ビル2階にある店内には、2人のコレクションだった786種類のゲームがずらり。店は午後11時までやっており、仕事を終えた会社員らが続々と訪れる。

 独りで来ても客同士で対戦できる。初心者には大坪さんがルールを教えてくれる。来店者の中心は20~30代で、男性6、女性4の割合という。

 大阪府枚方市から訪れた女性(26)は「スマホゲームとは違う魅力がある。知らない人と仲良くなれるのが楽しい」。大坪さんは「デジタルに疲れた人は気軽に立ち寄って」と話す。

 火曜定休。平日は午後1時、土日は午前11時から。30分250円。終日プランは平日1200円、土日2200円。学生は半額。同店TEL050・7110・7197

   ◇   ◇

 ドイツゲームは、ドイツを中心にフランス、イギリスなど欧州で生まれたアナログゲームの総称だ。

 デジタルゲームの隆盛で欧州でも“氷河期”があったが、ドイツで開発された「カタンの開拓者たち」が世界的なヒットとなり、1990年代半ばから再興した。近年は年間千種類以上の新作が発売されているという。

 大坪さんによると、日本でも10年ほど前からブームが起き、愛好者が定期的に公民館などに集まって楽しむイベントが各地で開かれるようになったという。

 インターネットのボードゲーム専門総合情報サイト「ボドゲーマ」によると、ドイツゲームなどで遊べるカフェやプレイスペース、BARなどは全国に170店舗以上。ここ3年で急増しているという。県内は神戸、明石などに少なくとも8店舗ある。

 ルールが簡単で3~6人で遊べるのが特徴。デザインも凝っており、インテリアに使う人もいるという。

 【取材後記】 

 ボードゲームといえば10年以上前、正月に家族でやった「オセロゲーム」以来、記憶にない。

 さて、ドイツゲームとは。試しにやってみた。店長の大坪さんに勧められたのはコリドール。10秒ほどの説明を受け、いざ対戦。

 駒を進めるか、フェンスを立てて相手の進路を妨害するか。勝つ気もなく始めたはずなのに、しばし攻防するうち、大坪さんの的確で冷徹な一手を笑って見過ごせなくなってきた。

 数分で完敗。初挑戦とはいえ、ふがいない。

 不思議だったのは、対戦前後で2人の距離が微妙に近づいた気がしたことだ。3戦交えれば、友達になれるかも。老若男女、古くて新しい交流手段として、活躍の幅は広そうだ。

 悔しさもある。訓練を積んで再戦を願い出よう。(木村信行)

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