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山中に設置されたクマ捕獲用のおり。中に餌の米ぬかが入った容器がつるされた=姫路市青山
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山中に設置されたクマ捕獲用のおり。中に餌の米ぬかが入った容器がつるされた=姫路市青山

 兵庫県姫路市内で「クマを目撃した」との情報が相次いで警察などに寄せられている。1日までの約1カ月間で5件あり、例年とは違い、市街地に近い場所でも見掛けられた。これまでに人が襲われる被害はないが、野山に立ち入る機会も多い行楽シーズン真っただ中。専門家は「出没範囲が広がっている。音の鳴る物を携帯して警戒を」と呼び掛けている。

 市によると、クマの目撃情報は昨年、繁殖で雄の行動範囲が広がる6月以降に15件あった。安富、夢前町など市北部が中心だったが、冬場には市中心部近くでも情報が寄せられるようになったという。

 今年に入ると、六角橋(同市六角)付近【1】で4月8日、住民が川を横断するクマを目撃。同16日には飾西大年神社(同市飾西)境内【2】で体長約1・3メートルの個体を見たとの通報があった。さらに、同28日に青山の里道【3】でクマのものとみられるふんが見つかり、2日後には、その近く【4】と書写の市道【5】でクマらしき動物が目撃された。

 市は相次ぐ目撃情報を受けて今月2日、青山にクマの捕獲用おり(縦、横約60センチ、奥行き約1・5メートル)を設置。ハイカーらに注意を呼び掛ける看板を立てた。付近の女性は「シカはよく見るがクマは初めて。子どもが多い地域なので怖い」と不安そうだった。

 県森林動物研究センターによると、県内に生息するのはツキノワグマ。絶滅の恐れから長く保護されてきたが、個体数の増加を受け、県は昨年11月、20年ぶりに狩猟を解禁した。

 市街地近くでの目撃について、同センターの廣瀬泰徳専門員は「冬眠から覚めるこの時期、人里の怖さを知らない若いクマが出没することが多い。食べ物に困っているとは考えにくく、頭数の増加で出没範囲が広がったのだろう」と分析する。(三島大一郎、谷川直生)

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