姫路

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 戦国大名らが好んだ鷹狩りを世界文化遺産・国宝姫路城の名物にしようと、兵庫県姫路市が“復活”に向けて取り組みを本格化させている。鷹匠の「放鷹術」を習得するため、市立動物園の飼育員らが26日から、専門業者を訪ねてタカの扱い方を研修。11月にタカ1羽を購入して調教し、3年後には三の丸広場で実演を目指す。(金 旻革)

 鷹狩りは江戸時代、徳川御三家などの大名家のみに許された権威の象徴だった。姫路城主池田輝政には2人の鷹匠が仕えたとする記述が古文書に残る。

 市は歴代城主がたしなんだという史実にちなみ、本年度、歴史に触れてもらい観光の目玉にしようと、タカの活用に乗り出した。

 同園の飼育員らは26~29日の日程で、神河町猪篠の観光施設「神崎農村公園ヨーデルの森」を訪れ、初めて研修を実施。猛禽類のフライトショーを手掛ける動物施設運営会社「アニマルエスコートサービス」(福崎町)の専門トレーナーから手ほどきを受けた。

 練習は手を止まり木にして、タカを乗せる基本動作から開始。飼育員らはタカに見立てた水入りの紙コップを、拳の上に乗せたまま歩いたり、しゃがんだりする訓練に挑戦した。

 トレーナーはフクロウやワシ、インコを使って飛行の実演も披露。「おなかがすいた状態を上手に利用することが大切」などとこつを説明し、飼育員らは熱心にメモを取っていた。

 実際にグローブをはめてタカを手に止める動作も体験し、購入予定のハリスホーク(和名・モモアカノスリ)と同種のタカを乗せ、感触を確かめた。

 同園の飼育員高尾久美子さん(22)は「人間が技術不足だとタカも不安になることが分かった。生態を理解し、鷹匠の文化をしっかり発信できるよう学んでいきたい」と意欲を見せた。

 飼育員らは今後、タカの飼育施設の視察や研修などを重ねる予定。ハリスホーク購入後は、訓練の様子を一般公開することも検討しているという。

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