姫路

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やぐらの上に立ち、観衆に注意を呼び掛ける吉田実寛さん=姫路市白浜町
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やぐらの上に立ち、観衆に注意を呼び掛ける吉田実寛さん=姫路市白浜町

 「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町)の秋季例大祭。祭りを取り仕切る今年の年番「松原地区」で祭典会計・広報委員長を務める吉田実寛さんは14日、54回目の誕生日を迎えた。「祭りと一緒に年を重ねてきた。祭りへの思いは人一倍強い」。宵宮では松原八幡神社のやぐらに上り、次々に宮入りする屋台や観衆の安全に目を光らせた。

 「屋台が西側へ移動します。道を空けてください!」。楼門横にある約3メートルのやぐらの上で、吉田さんが声を張り上げる。祭りを成功させるために欠かせない役割だ。

 保険代理店を営む傍ら、「生まれ育った地域に恩返しがしたい」と、民生委員や少年指導委員などを務める。「地域を回っていろんな人と話す機会があるが、話題はやっぱり祭りのこと」。住民の祭りへの思い入れを感じることが多いという。

 吉田さんは1963年10月14日に生まれた。宵宮の日だ。若い頃は毎年、屋台練りに参加した。誕生日の楽しみは自慢の絢爛豪華な屋台を担ぐことだった。地域にとって祭りは最大の行事。何よりも祭りが最優先。友人に「おめでとう」と声を掛けてもらうことはほとんどなく、寂しさを感じたこともある。

 だが、喜びはそれ以上だった。「普通の誕生日よりも食事は絶対に豪華」と得意気だ。「ワタリガニやシャコ、マツタケ…。例を挙げたらきりがない」

 宵宮では、観衆の安全に配慮したり、中学生が地区の解説をするサポートをしたりと、祭りの裏方に徹した。

 15日は雨の予報だが、場内放送で「本宮は予定通り決行します」と宣言。14日も午前中は小雨が降ったが、氏子たちの気合が雨雲を蹴散らした。

 本宮でも観衆の安全に配慮し、楽しい祭りにするために準備は万端だ。(谷川直生)

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