古くから姫路で盛んな皮革産業をPRする「姫路城皮革フェスティバル」が、兵庫県姫路市本町の大手前公園で開かれている。19業者・団体が、趣向を凝らした製品やお買い得な革素材を販売。遠方からも大勢の人が訪れている。5日まで。
同市の成牛革生産量は国内の2割を占め、馬革は8割に上る。催しは姫路皮革製品推進協議会が主催し10回目。
会場には、かばんや財布、ベルトなど精巧な細工を施した製品が並んだ。ペンケースやキーホルダーを作るレザークラフトの体験コーナーもあり、親子連れなどでにぎわった。
御着四郷皮革協同組合は牛の革素材を市価より3~4割安く販売。金田恵和理事(53)は「良い商品の見分け方や手入れなど、作り手ならではのアドバイスができる。遠方からまとめ買いに来る人もいます」と話していた。(小林良多)
