姫路

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大天守東側の石垣に接する折廻り櫓=姫路市本町
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大天守東側の石垣に接する折廻り櫓=姫路市本町
櫓の内部に施された防御用の狭間=姫路市本町
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櫓の内部に施された防御用の狭間=姫路市本町

 兵庫県の世界文化遺産・国宝姫路城に74棟ある国指定重要文化財の一つで、1日から8年ぶりに内部が特別公開される「折廻り櫓」。大天守東側の石垣に接し、備前丸にあった御殿の一部とみられている。用途は定かではないが、居住スペースや鉄砲を放つ狭間もあるため、市立城郭研究室は「重要な防衛拠点でもあった」と推測している。

 市は文化財の魅力を広く伝えようと、大天守の「平成の大修理」に入るまで毎年、一部の国重文を一般に公開。大修理後は客足が落ち着いた昨年1月、菱の門を初めて公開した。

 折廻り櫓の公開は8年ぶり。2層2階(幅約16メートル、高さ約9メートル、奥行き約6~7メートル)で、大天守の石垣と備前丸の入り口となる備前門をつなぐ。築城時は大天守に接する箇所から南に折れ曲がり、櫓が続いていたことから名が付いた。

 内部は1階が倉庫で、2階に3部屋(西室、中室、東室)がある。柱などには御殿建築で見られるヒノキが使われた。西室の中央は炉が切られ、床の間などの意匠が施されており、居住スペースだったとみられる。北側の壁には複数の狭間もあり、防衛機能も兼ね備えていた。

 市は公開に合わせて、西室に畳を敷き、鴨居を漆で塗り直すなど当時の雰囲気を再現。市立城郭研究室の工藤茂博学芸員は「城の御殿建築が分かる貴重な建造物。この機会に見に来てほしい」と呼び掛けている。

 2月28日まで。入城料は大人(18歳以上)千円、小中高生300円。姫路城管理事務所TEL079・285・1146

(三島大一郎)

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