姫路

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銀の馬車道劇団の歩みをまとめたNPO法人・姫路コンベンションサポートの玉田恵美さん=姫路市南町
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銀の馬車道劇団の歩みをまとめたNPO法人・姫路コンベンションサポートの玉田恵美さん=姫路市南町
結成10年の記念公演後、観客と一緒に写真に収まる劇団員ら=2018年1月14日、市川町西川辺、町文化センター
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結成10年の記念公演後、観客と一緒に写真に収まる劇団員ら=2018年1月14日、市川町西川辺、町文化センター

 明治・大正期に生野鉱山(兵庫県朝来市)と飾磨港(姫路市)を結んだ日本初の高速道路「銀の馬車道」を題材に人情喜劇に取り組む「銀の馬車道劇団」の歩みをたどる本が発刊された。題して「我がまちの人情喜劇『銀の馬車道』演劇が生んだ地域のつながり」。地域を盛り上げようと市民らが奮闘した軌跡を劇団主宰のNPO法人・姫路コンベンションサポート(同市)が活動10年の節目にまとめた。地元愛や苦労話を盛り込み、地域づくりのヒントが詰まった1冊に仕上がった。

 劇団は2007年7月に発足した。同法人の公募で集まった市民らが団員となり、馬車道建設の過程や、人間模様を描いた人情喜劇に挑戦。姫路、朝来市、福崎、市川、神河町で18年1月までに計16回の公演を重ねた。落語家の桂米団治さんや沿線の市町長も出演し、松竹が脚本作成や演出、演技指導で協力してきた。

 活動は沿線の盛り上げにつながり、08年に劇団は神戸新聞社会賞を受賞、17年4月には馬車道が但馬の鉱山をつなぐ「鉱石の道」とともに文化庁の日本遺産に認定された。

 本では、市民らが手探りで取り組みに参加していく流れや、馬車道の歴史を紹介。劇団発足時から関わる松竹新喜劇代表の渋谷天外さんや、小学生のころから出演を続ける大学生らへのインタビューも掲載した。

 また、活動を演劇による地域おこしと位置づけ、経費や人集め、日程調整、舞台裏の仕事-などのノウハウも細かく記した。

 主に執筆を担った同法人理事長の玉田恵美さん(48)は「活動は、住民の嫌々や渋々をワクワク、ドキドキに変えてきた道のり。10年続けたからこそ得られたものを伝えたい」と話す。

 主な書店で販売中。1080円(税込み)。神戸新聞総合出版センターTEL078・362・7140

(宮本万里子)

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