姫路

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被災地で開かれた写真展=2017年3月、福島空港
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被災地で開かれた写真展=2017年3月、福島空港
石井麻木さん
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石井麻木さん

 2011年3月に起きた東日本大震災の被災地でシャッターを切り続けてきた石井麻木さん=東京都=の写真展「3・11からの手紙/音の声」が18日から、兵庫県姫路市二階町のコワーキングスペース・SHARES(シェアーズ)で開かれる。震災から7年を前に、息の長い被災地支援が求められる中、「考え、動くきっかけに」と願う石井さんの思いを伝えようと、姫路の女性が企画した。会場には募金箱や支援団体のブースも並ぶ。25日まで。

 石井さんは美大進学を目指していた高校生の時、父の古いカメラを手にしたのを機に、写真の世界へ。空や子どもなど好きな写真を撮りながら独学で感性を磨き、自然に写真家としての道を歩むようになった。

 大震災発生の直後、「何かしなきゃ」との思いに駆られ、物資を届ける支援のために被災地へ向かった。余震が続く中、原発事故があった福島県の避難所や津波に襲われた沿岸部を回った。当初、被災地でカメラを持つことに抵抗を感じたが、被災者から「現状を伝えて」と言われ、「写真の役目」だと実感。避難所の日常などを撮り始めた。

 仮設住宅などに通い、人々の表情や風景を撮影。12年3月から、大阪、広島など各地で写真やメッセージの展示を続けている。

 姫路での写真展は、姫路市在住で、リラクセーションサロンを開く大久保美香さんが石井さんの活動に感銘を受けて発案した。大久保さんは、ファンのロックバンドが被災地を支援していたことから東日本に気持ちを寄せてきたが、「遠く離れた姫路で何をしたらいいか分からなかった」。バンドのライブ会場に並んだブースで石井さんの存在を知り、「被災地や支援への関心を広げたい」と地元での開催を決めたという。

 「傷を負った地を撮ることは暴力にもなりかねない。葛藤を抱えながら撮影してきた」と石井さん。一方で「知ることから何かが始まればうれしい」と話す。

 午前11時~午後8時(最終日は午後5時まで)。20日は休み。シェアーズTEL090・4644・8219

(宮本万里子)

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