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舞台本番に向け、高校生を指導する笹部博司さん(右から2人目)=姫路市西延末
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舞台本番に向け、高校生を指導する笹部博司さん(右から2人目)=姫路市西延末
舞台を支える「製作チーム」の高校生=姫路市西延末
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舞台を支える「製作チーム」の高校生=姫路市西延末

 兵庫県姫路市出身の演出家笹部博司さん(69)=埼玉県=が播磨地域の高校生と取り組んできたシェークスピア作品の演劇公演が24、25の両日、同市西駅前町の姫路キャスパホールである。4大戯曲の一つ、マクベスを関西弁でアレンジした「関西弁マクベス」。本番を前に笹部さんが姫路入りし、熱を帯びた指導が日夜続いている。(伊田雄馬)

 笹部さんは姫路出身。関西学院大学を卒業後、1990年に演劇製作会社を設立した。戯曲や小説を題材に多くの台本を書き、舞台化している。

 今回のマクベスは原作を基に笹部さんが再構成。マクベスとマクベス夫人らのせりふを関西弁にした。「強い妻の尻に敷かれた愛妻家の夫、それがマクベス。笑ってください。そして泣いてください」と笹部さん。演じる高校生は西播地域の10校から選ばれた17人で全員を登場させるため、本来の脚本にはない役も追加した。

 昨年末、笹部さんと5日間の集中稽古を行い、その後は生徒らだけで練習を継続。今月19日から再び笹部さんを前に通し稽古を行っている。指導方針は「気持ちを込めないで」。せりふに込める気持ちを抑えることで心の奥底にある強い感情が揺り起こされるという。

 マクベス夫人を演じる香寺高校3年藤田あかりさん(18)は「昨年よりも笹部さんの指導が実践できるようになった」。高校生たちは本番さながらの真剣さで取り組んでいる。

 上演は24日は午後3時、25日は午前11時、午後4時の2回。全席自由、500円。同ホールTEL079・284・5806

   ◇   ◇

 ■舞台裏支える高校生の「製作チーム」奮闘

 「関西弁マクベス」では、大道具や照明、衣装など演劇製作に関わるほぼ全ての作業を高校生がこなす。舞台を裏で支えるのは総勢12人の「製作チーム」だ。

 龍野高校の飯田季恵子さん(16)と琴丘高校の大杉春日さん(16)の1年生コンビはパンフレット作りを担当。印刷会社との折衝も行った。「きちんと注文を伝えたつもりでも出来上がりは…」。紙が真っ赤になるほど赤ペンで修正の指示を書き込んだ。

 同校2年南澤さくらさん(17)は照明のタイミングを指示する「キュー出し」を担う。「稽古を舞台袖から見て何度もイメージトレーニングしています」。

 龍野北高校2年の高瀬雄大さん(17)は、関係者に送る招待状などの宛名を打ち込んだ。「パソコン作業が得意なので」とにっこり。舞台上で役者たちが存分に活躍できるのも、縁の下で支える製作チームの奮闘があってこそだ。

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