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自分と同じしこ名の力士が活躍する漫画を手にする播磨灘=大阪市、エディオンアリーナ大阪(撮影・後藤亮平)
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自分と同じしこ名の力士が活躍する漫画を手にする播磨灘=大阪市、エディオンアリーナ大阪(撮影・後藤亮平)

 1990年代に人気を集めた相撲漫画「ああ播磨灘」の主人公と同じしこ名の兵庫県姫路市出身力士がいる。昨年春、左目網膜剥離を発症し、2度の手術を受けたが、1年のブランクを経て、復帰。「播磨灘」として初めて臨んだ3月の春場所、序ノ口で勝ち越し、復活を果たした。

 同市白浜町出身の播磨灘(22)=本名・山名隼斗。同市立灘中、熊本・文徳高を経て尾上部屋に入門し、2014年に初土俵を踏んだ。170センチと小兵ながら、頭から突っ込む果敢な取り口が持ち味で、昨年の春場所で序二段東42枚目まで上がった。

 しこ名は昨年4月、「山名」から改名した。漫画で描かれる力士は火を噴く竜の仮面をかぶるなど奇抜な格好で土俵入りし、怪力で連勝街道を突き進む横綱。播磨灘は「そういう(豪快な)キャラじゃないです」と115キロの身を縮める。

 名付け親の尾上親方(元小結浜ノ嶋)は「播磨の国の男だから。地元の海ということでね」と説明するが、架空の世界とはいえ“大横綱”の名前を背負い「よう変えたな」と周りから冷やかされるという。

 窮地に立たされたのは改名直前だった。「目が覚めると、左目の視界の半分が真っ暗だった」。目への衝撃で網膜がはがれたとみられる網膜剥離と診断された。現役を続けるか迷ったが「完全に治してから考えたらいい」と促され、土俵に戻った。

 1年ぶりの復帰となった春場所。「もう頭からはいけない」と胸で当たる取り口で挑み、2連敗の後、3連勝で巻き返すと、3勝3敗で迎えた十四日目に白星。執念で勝ち越しを決め、「体が土俵に慣れてきた」と手応えを示す。

 漫画の播磨灘は「負ければ引退」と豪語して白星を並べた。「自分は自分なりに精いっぱいやるだけ。土俵にいる限りは頑張りたい」と地道に番付を上げるつもりだ。(伊藤大介、山本哲志)

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