姫路

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複数の作品で成り立つ「連作」が並ぶ会場=姫路市本町
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複数の作品で成り立つ「連作」が並ぶ会場=姫路市本町
企画展の開会式であいさつする永田萠さん=姫路市本町
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企画展の開会式であいさつする永田萠さん=姫路市本町

 豊かな色彩で花や妖精の世界を描き出す絵本作家、永田萠さん(69)=京都市=が兵庫県姫路市立美術館長に就任した。中学高校の多感な時期を姫路で過ごし「美術の感動を共有し、街に恩返ししたい」と語った。このほど同美術館で始まった企画展「連作の小宇宙」の開会式であいさつし、子どもが楽しめる企画に意欲を示した。(伊田雄馬)

 加西市生まれ。賢明女子学院中学、高校を経て成安女子短大卒業。出版社、デザイン会社などを経て1975年に独立した。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞などを受賞。県との関わりは深く県教育委員会委員長などを務めた。

 市立美術館長の就任に当たって「美術館が市民の誇りとなるよう館長として支えていきたい」と述べた。運営方針について「市民の声を聞き、文化の創出の場にしたい。小さな子どもが通うオアシスのようにもなれば」とした。

 一方、企画展「連作の小宇宙」は複数の作品で成立する「連作」を構成する約450点が並ぶ。同じ女性を異なる技法で描き連ねたピカソの素描画や、魚類の絵を多く描いた日本画家大野麥風の作品群など。1枚でも成立する作品をまとめて鑑賞することで作風への理解がより深まるという。

 6月24日まで。一般600円、大学・高校生400円、小中学生100円。同館TEL079・222・2288

    ◇   ◇   ◇

 〈永田萠さん一問一答〉

 -姫路の思い出は。

 「中学、高校の6年間をお城の下で過ごした。私の絵に必要な、夢をイメージする力を育ててもらった」

 -創作に与えた影響は。

 「当時は昭和の大修理の真っ最中。完成に近づき周囲を覆う黒い幕が取り除かれていくのを見て、貴婦人が黒いマントを脱いでいくようだと思った。心に美が刻まれていく日々だった」

 -館長としての抱負を。

 「子どもたちのために絵を描いてきたので幼い子どもに、より一層美術への興味を持ってもらえるような展示がしたい。私も直接絵を教えてあげられればいいなと思う」

 「絵を描く心を育ててもらった姫路での日々がなければ今の私はない。美術の感動を共有できるよう頑張るのでぜひ美術館に足を運んでほしい」

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