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約2年かけて仕上げた「姫路の地魚食彩図鑑」を紹介する増田修さん=姫路市役所
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約2年かけて仕上げた「姫路の地魚食彩図鑑」を紹介する増田修さん=姫路市役所
増田修さん自ら腕を振るい、多彩な食べ方を紹介した「姫路の地魚食彩図鑑」のページ
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増田修さん自ら腕を振るい、多彩な食べ方を紹介した「姫路の地魚食彩図鑑」のページ

 兵庫県姫路市周辺の播磨灘で水揚げされる魚介類を掲載した「うまいもの自慢 姫路の地魚食彩図鑑」が完成した。著者は、同市立水族館職員の増田修さん(54)。約230種の生態や調理法、食文化を、見た目にも楽しい写真付きで紹介する。「地元の人に地元の魚を知って欲しい」との願いから約2年をかけて執筆し、自ら料理や写真撮影にも取り組んだ労作だ。(井沢泰斗)

 特徴は魚の情報の豊富さだ。色鮮やかな写真が並ぶ各ページには、アナゴやイカナゴなど播磨灘を代表する魚から、市場に出回らないマイナー魚までがずらり。料理も多彩で、焼きに煮付け、造り、一夜干し-と幅広く、マダイだけでも鯛飯や塩釜焼きなど10種類に及ぶ。

 例えば水揚げが少ない「ヒメオコゼ」は「チャンチキ」と親しまれ、家島諸島でひそかに食される人気の魚であることを紹介する。煮付けやみそ汁、唐揚げにでき、「白身でくせがなく、皮も身もとろけそうな歯触り」と絶賛する。

 長く水族館に勤務した増田さんは、県内有数の漁場を持つ姫路のスーパーに、マグロやサーモンなど輸入物ばかりが並ぶ状況に心を痛めてきた。地元の魚に親しんでほしいと、市水産漁港課に勤務した2年前、魚図鑑の制作を思いついた。

 過去の水族館業務で撮りためてきた写真に加え、16年秋以降は毎週のように漁に同行し、標本の撮影を続けた。熱意が通じたのか、漁師から珍しい魚の情報も入るように。入手すればすぐに自宅へ持ち帰り、調理に励んだ。

 図鑑作りに協力した同課の担当者は「よくある水産物のPR冊子ではなく、ここまで魚類を網羅し、食文化や調理法までを掲載した図鑑は他にない」と太鼓判を押す。500部を用意し、市内の学校や図書館のほか、県内の水族館や全国の市場にも配布する。

 増田さんは「学校や家庭だけでなく、釣り好きや漁業関係者にも楽しんでもらいたい」と期待する。同課TEL079・221・2474

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