姫路

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LGBTの人らの交流会。「呼んでほしい名前」を書いた紙を置いて語り合う=姫路市内
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LGBTの人らの交流会。「呼んでほしい名前」を書いた紙を置いて語り合う=姫路市内

 性的少数者(LGBT)を広く対象にした交流会が播磨地域で初めて発足し、兵庫県姫路を拠点に集いの場を重ねている。近年、自治体がLGBTカップルの公認制度を設けたり、大学が支援の指針を掲げたりと多様な性の在り方に理解を求める動きは増えているが、当事者が抱える悩みや困難は絶えない。「自分らしくいられる居場所に」。主宰者らは緩やかにつながりを育みながら、思いを分かち合うひとときへの参加を呼び掛けている。

 「ノーマルの人に囲まれた毎日は精神的にきつい」「分かる分かる」「これから就職活動…心配やな」「親に言えず心苦しい」

 5月下旬、姫路市内で開かれた「姫路LGBT交流会」。播磨や神戸から来た11人が本音を吐き出した。

 主宰するのは同性愛者の男性(42)=姫路市=と、性別自認が定まらない女性(29)=同。両性愛者、心と身体の性別が一致しない人…。2人をはじめ参加者の性自認はさまざまだ。

 主宰者の男性は10代後半に同性愛者だと自覚したという。家族にも明かさず、外見上は男性として暮らす。

 数年前から同様の人らとの出会いを求め、東京や大阪の交流会に顔を出しながら、地元での実現を模索していた。インターネットのツイッターで同市内の女性と知り合い、2017年1月、2人で姫路の会を立ち上げた。性的指向などを問わない継続的な交流会はこれまで播磨になかったという。

 交流会は毎月1回、約2時間開催。毎回10人前後が参加し、初参加の人もリピーターもいる。今年4月に花見をした際は約30人が集った。年齢層は10代~50代と幅広い。

 主宰者の男性がプライバシー厳守などのルールを伝え、カミングアウトへの考え方、医療機関の受診時、トイレ、更衣室など日常での不便、学生時代の体験-などをテーマに参加者が自由に語り合う。

 「自分と同じような人に初めて会えた」「地元にこういう会ができて良かった」。参加者からは場の必要性を訴える声が多く届く。

 「少数派だからこそ、自分が自然体で認められる場所は大切」と主宰者男性。「来やすい雰囲気を保ち続けたい」と話す。

 次回は6月17日午後6時半から、JR姫路駅近くで開催。参加費200円。申し込みは姫路LGBT交流会のホームページから。(宮本万里子)

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