姫路

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「血煙高田の馬場」のワンシーン(アースシネマズ姫路提供)
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「血煙高田の馬場」のワンシーン(アースシネマズ姫路提供)
目黒祐樹さん
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目黒祐樹さん

 昭和初期の姫路に開業した映画館「山陽座」の流れをくむ「アースシネマズ姫路」(兵庫県姫路市駅前町)で24日、原点回帰となる無声映画の上映会が開かれる。弁士は俳優の目黒祐樹さん(70)。「関西最後の活動弁士」と呼ばれる高砂市在住の井上陽一さん(79)の指導を受け、練習を重ねた。迫力ある七五調のせりふで映画に息を吹き込む。

 山陽座は1932年に開業。戦火で焼失して同市駅前町に移転してからは、当時珍しい複数スクリーンを備えた「シネ・パレス山陽座」として戦後の姫路の人びとに娯楽を提供した。

 シネ-は、入居する商業ビルの閉鎖に伴い16年1月、惜しまれながら幕を下ろした。閉館企画の無声映画で語りを担当したのが井上さんだった。閉館に先立って、アースシネマズ姫路が15年夏にオープンし、3周年の節目に、再び無声映画を企画した。

 目黒さんは約40年前、俳優だった両親が共演した無声映画を鑑賞し、声のみで役を演じ分ける活動弁士に関心を持ったという。「奥深く、俳優としても勉強になる。いつか自分も、と思い続けていた」と明かす。

 3年ほど前、東京で井上さんの公演を見て手ほどきを志願。高砂市の自宅も訪問し、交流を深めた。井上さんは「活弁特有の調子は難しいが、せりふのうまさはさすが」と舌を巻く。

 「俳優活動の合間に録音を繰り返し聞き、練習した」と目黒さん。当日は閉館企画で井上さんが語ったチャンバラ映画の名作「血煙高田の馬場」を再上映する。バイオリンや三味線、キーボードなどの合奏も華を添える。

 午後1時からの1回のみで、約45分間。定員340人。2千円。アースシネマズ姫路TEL079・287・8800

(伊田雄馬)

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