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森崎伯霊さんの大作「青田」の横に立つ四男の大青さん=姫路市飾磨区中島
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森崎伯霊さんの大作「青田」の横に立つ四男の大青さん=姫路市飾磨区中島
森崎伯霊さんの句を集めた俳画集
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森崎伯霊さんの句を集めた俳画集

 素朴な農村風景を描き続けた日本画家、森崎伯霊さん(1899~1992年)の生誕120年を記念する作品展が8日から15日まで兵庫県姫路市飾磨区中島のギャラリー「ふたつの森・伯霊記念館」で開かれる。初期から最晩年までの作品や才能を示した俳画など約30点展示。一方、同市の地域民俗研究団体「常民学舎」(難波正司代表)は節目に合わせて俳画に焦点を当てた作品集「四季俳画」を出版した。(伊田雄馬)

 伯霊さんは現在の飾磨区中島に生まれた。小学生時代から画家を志し、模写を繰り返して独学した。1943年に姫路で初めて日本美術院展(院展)に入選。姫路市展市長賞や兵庫県文化賞、神戸新聞平和賞などを受賞した。

 四男の大青さん(65)によると伯霊さんは貧しい暮らしの中で創作を続けたという。描けども売れない時代を支えたのが、20代の頃に培った俳句の腕だった。俳句を教える一方、山村の情景を詠み、句に絵を添えた俳画を数多く制作した。

 大青さんは昨年5月、自宅近くに同館をオープンした。作品や資料を収蔵し、季節ごとに作品を入れ替えて展示している。

 今回は院展の初入選作「田の草刈り」と、90歳の時に描いた「青田」をメインに掲示。どちらも農村の風景を描いた大作で「タッチや人物の表情の変化を感じてもらえれば」(大青さん)。釣り人が描かれたうちわや浴衣姿の子どもなど、夏にちなんだ作品もある。

 一方、常民学舎が出版した「四季俳画」はたつの市在住の郷土史家國重和重さんが執筆、伯霊さんが遺した俳画集「俳画四季」から引用した作品を再掲載するとともに松尾芭蕉や西行法師らと比較解説する。ふたつの森・伯霊記念館で千円(税込み)で販売中。

 大青さんは「日々の暮らしも忘れ、絵に没頭した父の絵や俳画を見てほしい」と呼び掛ける。午前10時~午後4時。大青さんTEL080・3034・0210

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