姫路

  • 印刷
姫路市が高度地区指定を検討しているゾーン=姫路市駅前町(撮影・小林良多)
拡大
姫路市が高度地区指定を検討しているゾーン=姫路市駅前町(撮影・小林良多)

 兵庫県姫路市が世界遺産・姫路城周辺の建物の高さを規制する「高度地区」の拡大を検討している。城周辺は都市計画法に基づく高度地区を含め、さまざまな基準による高さ制限が混在してきた。建築時の審査が厳しくなる高度地区の網を広げることで、世界的な人気を誇る姫路城の景観を守る。

 城周辺の高さ規制は、高度地区=12~15メートル(城北側)▽財務省、文化庁、兵庫県、市による四者協定=8~12メートル(南側国有地)▽市景観計画=25メートル(南側を東西に横切る国道2号線)、35メートル(南北に走る大手前通り)-と3基準が定められている。このうち、四者協定と市景観計画では、高さ制限を上回った場合の罰則がなかった。

 一方、高度地区に指定されれば、高さが規制を超える建物の建築計画を市に出しても通らず、規制を無視して建築を強行すれば、建築基準法違反で処罰される。

 想定しているのは、城の周囲と大手前通り沿い。大手前通りの商業施設は築数十年が経過している建物が多く、今後、建て替えが進むことが予想される。これまで大手前通り沿いの建物は一律35メートル制限だったが、一定以上の奥行きからは、35メートル以上の高さにできるようにする規制緩和も検討しており、市幹部は「城を望む眺めを守りながら、都市の魅力も高めたい」と狙いを語る。

 市は本年度予算に、城の半径1・5キロの建築物を調べ、CG化する費用1420万円を計上した。CGで街並みを立体的に再現し、地域住民への説明会などで示す。住民の同意を得た後、市の諮問機関である市都市計画審議会の決定を経て高度地区の指定に至る。市都市計画課は「早くても2019年度以降になる」との見通しを示した。(伊藤大介)

姫路の最新
もっと見る

天気(10月17日)

  • 21℃
  • 17℃
  • 40%

  • 19℃
  • 13℃
  • 60%

  • 23℃
  • 17℃
  • 30%

  • 22℃
  • 15℃
  • 30%

お知らせ