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香港のカフェに展示されている宍粟住建の組み立て式茶室「清香庵」(同社提供)
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香港のカフェに展示されている宍粟住建の組み立て式茶室「清香庵」(同社提供)

 兵庫県姫路市大津区天満の建築会社「宍粟住建」(岡本博文社長)が、海外への茶室の輸出に乗り出した。ターゲットは、生活に日本文化を取り入れようとする香港や中国の富裕層。海外の日本ブームを追い風に「日本ならではの繊細な技術や和の文化を発信したい」と戦略を練る。

 木造住宅の設計や施工を得意とする同社。2015年に知人の紹介で公益社団法人京都デザイン協会が主催するコンテストに応募することになり、二畳の組み立て式茶室「清香庵」を初めて製作した。見事「京都市長賞」に選ばれ、他の入賞作とともに香港貿易発展局が主催する現地の展示会へ出品された。

 会場の反応を目にした同社の岡本治子専務は「和食や観光だけでなく、日本的なものに対する人気は高まっている。茶室も国内では競合しているが、海外の富裕層向けなら可能性がある」と感じたという。

 茶室は香港の和食器店に設置できることになり、昨年初めて現地の顧客から茶室施工の依頼が舞い込んだ。「全て日本製のもので」との指定に応じ、設計や組み立ては国内で行い、今年11月に依頼主が中国・広東省に持つ別荘に設置する予定だ。

 今後は組み立て式茶室を中心に海外での受注拡大を狙う方針。茶室は現在も香港のカフェに展示され、中国・上海でも都内の同業者と連携して和室のショールームを展開している。

 岡本専務は「香港を足がかりに中国本土にも顧客を増やしたい。和の文化を広げるために、自分たちにできることをやりたい」と思いを語る。(井沢泰斗)

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