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ビアバイクを製作した神姫商工の社員ら=姫路市御国野町国分寺
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ビアバイクを製作した神姫商工の社員ら=姫路市御国野町国分寺

 ビールを飲みながら力を合わせてペダルをこぎ、車体を走らせる「ビアバイク」を、神姫バスグループの「神姫商工」(兵庫県姫路市御国野町国分寺)が開発した。欧州の観光地では人気の乗り物だが、国内にはほとんど存在しない。珍しさからイベントなどの引き合いが多い一方、公道を走ることはできず、担当者は「苦労して作ったは良いものの、正直活用方法に困ってます」と苦笑いする。

 定員9人。運転手がハンドルを操作し、乗員がペダルをこいで動力を生み出す。全長4・1メートルの車体にドリンクホルダー付きのカウンター、サドル、ペダルが備え付けられ、さながら屋根付きの「移動式カウンターバー」。利用を飲酒に限定しないため、「パーティー バイク」と名付けた。

 開発は有馬温泉観光協会(神戸市北区)からオランダやドイツで走るビアバイクの製作を依頼されたのがきっかけ。2016年夏に車両整備を担う精鋭を集め、プロジェクトが始まった。「ゼロからだった」と総務課長藤井康生さん(43)。鹿児島市の企業が輸入した車両を視察したりインターネットを調べたりして図面を作り上げた。

 解体した社有車の軽ワゴンを土台に、既製品と手作りの部品を組み合わせて車体を作り上げ、17年夏に完成。この1年で地域の祭りを中心に10件ほどのイベントに貸し出した。藤井さんは「『すごいね』と声を掛けられることも多く、技術力を示せた」と胸を張る。

 しかし、軽車両ながら乗用車並みの大きさがあるビアバイクは公道を走らせることができず、お酒を飲みながらの走行は限定的。馬躰紀計総務部長(44)は「『走らせられるなら貸して』という声は多く、外国人観光客にも喜んでもらえるはず」と活用に知恵を絞っている。貸出料は1日5万円。同社TEL079・253・1131

(井沢泰斗)

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