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館のシンボルとして描かれた牧進さんの大作「嘉日双鱗図」=姫路市本町
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館のシンボルとして描かれた牧進さんの大作「嘉日双鱗図」=姫路市本町

 兵庫県姫路市の建設会社美樹工業が運営する三木美術館(同市本町)が開館10周年を迎えた。記念として創業者三木茂克さん(故人)と交流のあった日本画家牧進さん(81)の作品展を開催中。新設のギャラリーで若手作家の作品を無償で展示し、貸しスペースではコンサートを格安で企画する。企業メセナの一環と位置付け、茂克さんの次女で同館を担当する立子さんは「市民に身近な美術館を目指したい」としている。

 2008年6月の開館。茂克さんが収集した約千点の美術品を収蔵、展示してきた。

 10周年の目玉が「牧進展」。牧さんは東京生まれで15歳の時に日本画家川端龍子に弟子入りし、師の没後は個展を中心に活動。花鳥風月を繊細に描き、描写力と装飾性が高く評価されている。

 同館は暗い水影を背景に黄色いショウブを描いた代表作「朝清水」など11点を収蔵。個人から借り受けた作品と合わせ、18点を展示している。目玉は高さ1・7メートル、横幅3・6メートルの大作「嘉日双鱗図(かじつそうりんず)」。開館前に茂克さんが「館のシンボルにふさわしい絵を」と制作を依頼した。プラチナ箔で水面を表現し、2匹のコイが泳ぐ様子が描かれる。展示は11月18日まで。

 2階の「gallery(ギャラリー)アートスペースmiki(ミキ)」は今年5月にオープンし、若手作家が展示会を開ける。鑑賞は無料。5階貸しスペースでは2カ月に1回程度、ジャズやクラシックのコンサートを開催。入館料(300円)のみ。奏者の出演料は美樹工業が負担するという。次回は10月21日午後2時半から、バークリー音楽大学を卒業後、国内外で活躍するジャズギタリスト清野拓巳さんが出演する。

 同館は午前10時~午後6時。火曜休み。高校生以上300円、中学生以下無料。同館TEL079・284・8413

(伊田雄馬)

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