姫路

  • 印刷
播磨国風土記を基に「神代の子捨て」の脚本を書き上げた立花江津子さん=姫路市御立北
拡大
播磨国風土記を基に「神代の子捨て」の脚本を書き上げた立花江津子さん=姫路市御立北

 播磨国風土記の伝説を基にした新作浄瑠璃「神代の子捨て」が5日午後1時半から、兵庫県姫路市山野井町の姫路文学館で初上演される。同市在住の立花江津子さん(75)が台本を書き、文楽の人間国宝豊竹嶋太夫さんら豪華キャストが出演する。立花さんは本業はステンドグラス作家だが、古典芸能に造詣が深く、郷土の物語を歌舞伎や浄瑠璃などの作品にしてきた。「姫路に新たな演劇文化を根付かせたい」と意気込む。

 立花さんは武蔵野美術短大で舞台美術を専攻、卒業後はベルギーでステンドグラスの伝統的な工法を学んだ。一方、幼い頃から歌舞伎などの観劇に親しみ、中学から高校までは約5年間浄瑠璃を習った。

 ステンドグラス作家として活躍するとともに50代から浄瑠璃や歌舞伎の台本を書き始めた。「播磨は物語の宝庫」といい、「播州皿屋敷」など郷土の物語を基に約15作品を仕上げた。

 2016年、文豪小泉八雲の怪談を基に書いた作品が松江市で初演された。出演した嶋太夫さんが今回の新作を気に入り、出演を快諾したという。

 「神代の子捨て」は太古の昔、ある神が乱暴なわが子を島に捨て去ろうとする-という物語。子は島から遠ざかる父の船を見てはかりごとに気付き、怒りで波風を巻き起こして船を沈めてしまう。立花さんは物語に肉付けし、せりふを加えて台本にした。

 義太夫節の鶴澤津賀寿さんが音楽を担当。元NHKアナウンサーで古典芸能解説者の葛西聖司さんと播磨学研究所の埴岡真弓さんによる解説やトークショーもある。立花さんは「姫路での第一歩。他の作品も順次舞台にしていきたい」としている。

 午後1時半~同3時半。前売り券2500円、当日券3千円。市文化センターTEL079・298・8015

(伊田雄馬)

姫路の最新
もっと見る

天気(12月14日)

  • 10℃
  • 6℃
  • 20%

  • 6℃
  • 3℃
  • 80%

  • 10℃
  • 6℃
  • 10%

  • 9℃
  • 4℃
  • 40%

お知らせ