姫路

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講演する東善寺住職の村上泰賢さん=姫路市林田町口佐見
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講演する東善寺住職の村上泰賢さん=姫路市林田町口佐見

 小栗上野介顕彰会理事で、東善寺の住職の村上泰賢さん(77)が4日、兵庫県姫路市林田町の「はやしだ交流センター ゆたりん」で講演し、日本の近代化において小栗が果たした役割や兵庫県とのゆかりを紹介した。要旨は次の通り。

 旗本の家を継いだ小栗は34歳で遣米使節の一員としてワシントン海軍造船所を視察した。造船所が「船も」造る総合工場だと知って驚く。運ばれてきた鉄の塊が大砲、パイプ、タービンの羽根、鍋にやかんまで何にでもなった。

 帰国後は「造船所から近代化を進めるべき」と主張し、鉄製品を作るという意味での「横須賀製鉄所」(後の横須賀造船所)を建造。日本で初めて蒸気機関を原動力とした工場だった。

 兵庫とのゆかりも深い。神戸港開港にあたって日本初の株式会社「兵庫商社」を設立。日本人は個人で貿易し、商社組合でやって来る外国の大資本から利益を搾取される、という構図を解消しようとした。生野銀山(朝来市)は、横須賀造船所から蒸気機関の設備を取り入れて再建が進んだ。

 新政府軍に斬首された小栗は教科書にさえ登場しないが、先を読み、国の未来を考え続けた功績はもっと広く知られていい。(まとめ・井上太郎)

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