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東亜食品工業が開発したグルテンフリーの乾麺=姫路市御国野町深志野
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東亜食品工業が開発したグルテンフリーの乾麺=姫路市御国野町深志野

 小麦粉を一切使わない「グルテンフリー」の乾麺の開発に、東亜食品工業(兵庫県姫路市御国野町深志野、井上位一郎社長)が成功した。グルテンフリーの麺製品は半生麺が主流だが「播州伝統の乾麺技術で勝負したい」(井上社長)と米粉を原料に研究を重ね、乾麺のうどんやラーメンを完成。近年、アレルギー対策や健康食として需要が高まる欧米向けに輸出していく。

 グルテンフリーは欧米人に多い病気「セリアック病」や小麦アレルギーを持つ人の食事として普及。近年はファッションモデルやスポーツ選手が健康食として取り入れ、市場が拡大している。井上社長は昨年3月に米ロサンゼルスの食品展示会に出展した際、その関心の高さを実感し、開発に取り組み始めた。

 開発を阻んだのは、乾燥させる工程ですぐに割れてしまうことだった。それでも、「より安心して食べてもらいたい」と増粘剤などの添加物は使わず、温度や水分量、練り方などを試行錯誤し、米粉がうまく結合する条件を導き出した。「播州の伝統的な乾麺技術を示せた」と胸を張る。

 1945年創業の同社は2014年に動物性由来の材料を使わない乾麺で業界初の「ハラール認証」を取得し、イスラム圏への輸出に力を入れてきた。国内市場が縮小する中、海外で年間250万食を売り上げる。10日に千葉市である海外向け展示会にも、グルテンフリー商品を出品する。

 井上社長は「海外のバイヤーにどれだけ関心を持ってもらえるか楽しみ。まずは25万~30万食の輸出を目指したい」と意気込む。(井沢泰斗)

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