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大石雅嗣さん(左)が継承し、リニューアルオープンした「ブラジル東店」=姫路市坂田町
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大石雅嗣さん(左)が継承し、リニューアルオープンした「ブラジル東店」=姫路市坂田町

 5月末から営業を休止していた姫路商工会議所前の老舗喫茶店「ブラジル東店」=兵庫県姫路市坂田町=が、縁があった別の喫茶店主によって引き継がれ、9月、内装はそのままにリニューアルオープンした。昭和の香りが残る名店の復活に、常連客は「まさかここに帰って来られると思わなかった」と喜んでいる。

 前店長の竹中元一さん(77)によると、ブラジル東店は、竹中さんの叔父がJR姫路駅地下街で経営していた「ブラジルメトロ店」からのれん分けする形で1978年に開店。同商議所を訪れる男性客を意識し、ダークブラウン基調の内装で「コーヒーを片手に、新聞や雑誌をのんびり読める落ち着いた雰囲気を目指した」という。

 常連客に愛され、商談場所にも利用されてにぎわったが、近年は姫路市内へのコーヒーチェーン店や大手ファストフード店の進出が相次ぎ、来店者が目減りしていた。長年勤続していた調理スタッフが突然入院し、人手不足に陥ったため、閉店を決めた。

 だが、閉店1週間前、かつてブラジルメトロ店で一緒に働いていた友人の息子で、同市飾磨区今在家で喫茶店を経営する大石雅嗣さん(46)から「古き良き名店を残したい」と継承の申し出があった。店がなくなるのを残念に思っていた竹中さんは快諾した。

 大石さんは調理場と従業員を一新する一方、開店当初からの木製テーブルや、店の顔である黄色と水色のレトロなネオンサインなどの装いはすべて維持した。大石さんは「昔ながらのナポリタンやパフェなど何でも食べられるのもこの店の良い所。これからも居心地の良い空間を提供していきたい」と意気込む。

 常連客の男性(78)=同市=は「週3、4回通っては新聞を読むのが日課だった。これでまた通える」と笑顔で話した。営業時間は午前7時~午後9時。年中無休。同店TEL079・288・3355

(地道優樹)

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