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落語家生活40周年を迎え、「味わいのある芸を」と話す桂米團治さん=姫路市大善町
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落語家生活40周年を迎え、「味わいのある芸を」と話す桂米團治さん=姫路市大善町

 落語家の桂米團治さん(59)が来年1月14日、独演会を兵庫県姫路市市民会館(総社本町)で開く。同市出身の人間国宝で父の桂米朝さん(故人)から受け継いだ新春恒例の会で自身の独演会は今回で11回目。米朝さんが得意とした大ネタ「百年目」などを披露する。落語家生活40周年の節目を迎え、「もうすぐ還暦。枯れた味わいのある芸を見せたい」と明るい表情で話す。

 同市内での米朝さんの独演会は1969年、姫路労音の主催で始まり、79年からは毎年1月の恒例行事になった。2005年からは「米朝・小米朝親子会」に形を変え、「5代目桂米團治」を襲名した09年からは独演会となった。

 「姫路の人は『姫路には国宝が二つある』と言ってくれた。一つは姫路城、もう一つは桂米朝。そんな姫路での独演会は特別な気持ちになる」。米朝さんが出演しなくなって来場者数はいったん減ったが、じわじわと回復。近年は満員御礼も珍しくないという。「ほんまにありがたい。父への恩返しにもなります」と感謝の表情で話す。

 15年の独演会は米朝さんが危篤となった直後だった。選んだ演目は「地獄八景亡者戯」。地獄巡りの話に他界した落語家による落語会の場面を追加した。地獄を巡る2人が落語会の広告を目にし、こう語る。「三遊亭圓生、笑福亭松鶴…桂米朝。え、あの人はまだ生きてるんとちゃいますん?」「よう見てみぃ、肩に『近日来演』と書いてあるやろ」。高座にかける情熱は師匠ゆずりだ。

 今回の独演会の目玉にした「百年目」では「人情の機微を描く非常に難しい話。安定感のある、熟成した芸を見せられれば」。他に「つぼ算」「京の茶漬」。

 午後2時から。一般4500円、高校生以下2500円(全席指定)。姫路労音TEL079・288・6600

(伊田雄馬)

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