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中川一政の書を手に「ぜひ足を運んでほしい」と話す中井晃社長=姫路市二階町
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中川一政の書を手に「ぜひ足を運んでほしい」と話す中井晃社長=姫路市二階町

 創業130周年を迎えた額縁・画材専門店兼画廊の中井三成堂(兵庫県姫路市二階町)が来年1月、秘蔵品をそろえた特別展を開く。兵庫ゆかりの洋画家中川一政の書や掛け軸、版画、竹久夢二の復刻版画などを出展。同じビルに入る老舗百貨店ヤマトヤシキ姫路店が2月に閉店し来客者が減少。貸しギャラリーの借り手が集まらない中、中井晃社長(63)は「できるところまで店を続ける。大勢の方にみてほしい」と力を込める。

 同店は1888(明治21)年開店。約50年前、ヤマトヤシキと同じ建物で営業を始め、ギャラリーでは地元作家や芸術団体の作品を展示してきた。ヤマトは今年2月、111年の歴史に幕を下ろしたが、同店は営業を続けている。

 ヤマト側から閉店の連絡を受けた際は「寝耳に水。ぼうぜんとした」というが、奮起し、「祖父母の代からの顧客もいる。急にやめるわけにはいかない」と腹をくくった。

 ヤマト閉店後、来客者数は3割、画材の売り上げは半分程度に急落。中でもギャラリーは「借り手がほとんどつかない」という。

 現状を打破しようと企画したのが特別展。来年1月4~13日、収蔵品約30点を集めた展示「初春の掛け軸・日本画・書」を開催。「大ファンだった父が購入した」という中川一政の計4点がメイン。その他も普段店に飾られていない作品を出す。

 同16~28日は「竹久夢二展」。数多くの美人画を残した大正ロマンを代表する画家の復刻版画などを販売する。展示は4回目。中井社長が東京の専門ギャラリーに自ら掛け合って集めた作品が並ぶ。「いずれもファンにはたまらない展示。ぜひ足を運んでほしい」とPRする。入場無料。火曜定休。中井三成堂TEL079・282・1575

(伊田雄馬)

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