姫路

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日々練習に励む桃原卓也さん=姫路市網干区余子浜
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日々練習に励む桃原卓也さん=姫路市網干区余子浜

 網干中学校1年の桃原卓也さん(12)=兵庫県姫路市=が今月2日、滋賀県で開催された「第6回津軽三味線全国大会」の少年少女部門(15歳以下)で優勝した。小学5年生で始めて以来「弾かない日があったら落ち着かない」ほど、三味線のとりこに。3年目にして日々の積み重ねが実を結んだ。(地道優樹)

 桃原さんの家は明治から続く老舗和楽器専門店「あこや中むら楽器店」を営み、琴や和太鼓などに囲まれて育った。10歳の時、4代目店主の祖父・中村泰三さん(69)に勧められて、津軽三味線の名曲「津軽じょんがら節」をCDで聴き、その迫力に魅了された。

 速いテンポでバチをたたきつける音が「打楽器みたいで格好よかった」。既に祖父から和太鼓を習っていたが、独学で津軽三味線も弾き始め、朝から晩まで没頭。6年生からは毎月、神戸の教室に通うようになり、プロ奏者の小田島徳旺さんに師事した。

 我流で身についた悪い癖が取れ、演奏に気持ちが込められるようになり、弾くのが一層楽しくなった。「いくらでも手が回る」というバチさばきを武器に今年10月、岡山県で開かれた全国大会に出場したが、8人中6位の結果に終わった。

 「次で絶対優勝する」と家族に宣言し、臨んだ12月の全国大会。張り詰めた空気に緊張したが、自信はあった。演奏を始めると「家で弾いてるような感覚になった」といい、2分30秒の自由演技では華麗なバチさばきで観客を圧倒。10人の部門出場者の中で優勝を勝ち取った。

 桃原さんの夢はプロになること。「練習はご飯と同じぐらい生活の一部。もっとうまくなって多くの人に三味線の魅力を届けたい」とはにかみ、ひたむきに練習に励んでいる。

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