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きらびやかな電飾が民家や畑を彩る「ミヤナリエ」=神河町宮野
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きらびやかな電飾が民家や畑を彩る「ミヤナリエ」=神河町宮野
田園地帯の暗闇に浮かぶ光の列=神河町宮野
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田園地帯の暗闇に浮かぶ光の列=神河町宮野

 冬の神戸を彩る「神戸ルミナリエ」にちなみ、兵庫県神河町宮野地区の民家数軒が取り組んでいる電飾イベント「ミヤナリエ」が年々、存在感を高めている。今シーズンはテレビの情報番組に取り上げられた効果もあり、「数えてないけど過去最多」(住民)の見物客が訪れている。20年近く続けるが、田園地帯の暗闇に遊園地でも現れたかと目を疑う光景に、近年は地元でも「あんなにすごかったっけ」と感嘆の声が漏れてくる。「進化」の理由を聞いてみた。(井上太郎)

 神河町役場からスキー場のある峰山高原へと向かう県道8号線。夜に車を走らせると、街灯や民家の明かりがぽつぽつとあるだけの暗闇が続く。大年神社(同町高朝田)を通り過ぎた辺りから、はるか前方に現れる光の列。次第に民家の輪郭や漫画のキャラクターがはっきりと映る。高砂市から家族4人で来た会社員男性(30)は「いや、想像以上。子どもも大喜び」と話す。

 数えると、光がともるのは5軒。納屋や小さい畑まできらびやかにしている立岩文吾さん(67)は「参加軒数は変わらんよ」とさらり。明石海峡大橋に東京タワー、マンボウやイルカが泳ぐ水族館、神崎郡3町のマスコットキャラクター…。多彩なデザインも大きくは変えていないという。

 「発光ダイオード(LED)が増えてるわ」と立岩さん。電球が切れて更新する際、近年は手頃な価格になったLEDに買い換えるため、格段に発色が良くなった。県道など100メートルほど離れた場所からでも鮮やかな印象に映る要因ではと分析してくれた。

 ミヤナリエはもともと、2000年ごろから有志で始めた。関西電力大河内発電所のある町をPRしようと当時、町商工会が各地区に電飾の協力を呼び掛けていた。

 「1軒でも良かったけど、せっかくならみんなで」(立岩さん)。ミヤナリエのインパクトの大きさに、1軒だけで取り組んでいたほかの地区の電飾が“撤退”した例もあったようだ。

 毎年、点灯開始の12月に向け、1カ月前から準備。シーズンが近づくと若干憂うつになるらしい立岩さんだが、自宅前に置く見物客向けノートに「また来たい」と喜びの声が並ぶため、今年も楽しんでもらいたいと気を取り直すのだとか。

 今年は10万円超をかけて1割ほどの電飾をLEDに更新。立岩さんは「一人でやってたらとっくにやめてる。これからもほどほどに競い合って頑張る」と笑顔で話す。

 一帯から少し離れて宮野地区内に1軒、高朝田地区内にも1軒、電飾をつけている民家がある。ミヤナリエの点灯は1月5日まで。午後5時半~午後10時(31日は午前0時まで)。

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