姫路

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そばを手打ちし、看板メニューに育ててきた浦野さん=市川町上牛尾
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そばを手打ちし、看板メニューに育ててきた浦野さん=市川町上牛尾
温泉施設を挟んで反対側に新しく建設中のせせらぎ亭=市川町上牛尾
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温泉施設を挟んで反対側に新しく建設中のせせらぎ亭=市川町上牛尾
せせらぎ亭の中にあるそば打ちの専用室=市川町上牛尾
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せせらぎ亭の中にあるそば打ちの専用室=市川町上牛尾

 兵庫県市川町上牛尾の温泉施設「天然かさがた温泉せせらぎの湯」で愛されてきた名物の手打ちそばが、2月3日で販売を終える。店内での打ちたてを笠形山系の軟らかい地下水で手早くゆでるのが特徴で、香りと風味、そしてコシが強い人気メニュー。昨年末の年越しそばは過去最多の280食が売れた。しかし、施設内の飲食店「せせらぎ亭」の建て替えと同時に、そば打ちを一手に担う店長が独立に向けて退職するため、姿を消すことになった。(井上太郎)

 もとは手狭だったこともあり、うどんと軽食を出す程度で集客力が乏しかったせせらぎ亭。てこ入れの一環で、3年半前にそばをメニュー化した。当時、同施設の運営会社で自動車用品メーカーのエーモン工業(福崎町)の物流部門から店長に就いた浦野重良さん(50)=加西市=が、趣味を生かして取り組んだ。

 地下水が豊富で、上水道を引いていない同施設。軟水率が高く、そばを湯がく時間は最短だと水道水の3分の1で済む。そばは熱に弱く、軟水の地下水は香りと風味を損なわない秘けつだった。旬の食材を練り込む「変わりそば」などの趣向を凝らしながら、次第にファンを増やしていった。

 赴任時にはすでに建て替え計画があり、そこが一つの区切りと考えていた浦野さん。年内には多可町内で店を開く予定という。せせらぎの湯の前田宣博支配人(56)は、冷凍の手打ちそばを使ってメニューに残すかどうか悩んだと明かし、「結局『浦野のそばを超えられないなら別のメニューや』となりまして。さあ、次の名物を育てないと」と、笑顔で話す。

 せせらぎ亭は、3月中旬をめどに新装開店する見通し。木造2階建て(延べ約340平方メートル)で、以前より24席多い108席。旧店舗は2月3日まで営業する。1月末までは市川町産の岩津ネギを練り込む変わりそば、2月1~3日は梅を使った紅白そばをそれぞれ提供する。浦野さんは「お客さん、仕入れ農家、同僚、みんなに感謝。最後まで喜んでもらえるように頑張る」と話す。

 せせらぎの湯TEL0790・27・1919

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