姫路

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夜明け前、姫路城登閣口で出発を待つ報道陣=姫路市本町
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夜明け前、姫路城登閣口で出発を待つ報道陣=姫路市本町
姫路城大天守から望む大手前通りの夜景=姫路市
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姫路城大天守から望む大手前通りの夜景=姫路市
姫路城大天守から望む朝日=姫路市本町
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姫路城大天守から望む朝日=姫路市本町
朝日が差し込み、姫路城大天守内に影が伸びる=姫路市本町
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朝日が差し込み、姫路城大天守内に影が伸びる=姫路市本町
登城後、姫路城迎賓館で振る舞われる朝ご飯=姫路市本町
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登城後、姫路城迎賓館で振る舞われる朝ご飯=姫路市本町

 夜明け前の姫路城に登り、日の出を観賞するツアーが2月1~4日、行われる。前日に市内に泊まらないと参加は難しく、宿泊客増につながる新たな試みとして兵庫県姫路市が企画した。確かに、世界遺産の天守閣から拝む朝日と、夜明けの城下町の眺望は格別なものだろう。一方で、泊まりがけの上、早起きしてまで見たいものなのか。24日、報道や観光関係者を集めた事前下見会に参加した。(伊藤大介)

 夜空に星が光る午前6時20分、白い息を吐きながら入城口にたどり着く。厚着をした記者やカメラマンが集まっていた。気温4度。厚めの靴下でも、冷気がはい上がってくる。

 午前6時25分ごろ、薄暗い中、大天守へ向けて出発。姫路城管理事務所の職員がペンライトで照らす通路を抜け、城内に。窓を閉め切った大天守内は真っ暗だ。急な階段を登っていると、頭をしたたかに打った。天井が低い所があり、頭上に要注意だ。

 午前6時40分、最上階の6階に到着する。職員が木製の窓を開くと、眼下に城下町の夜景が広がる。姫路駅へ真っすぐ延びる大手前通りを車の光跡が行き交う。

 日の出の同7時4分になっても朝日は出てこない。東方の山際は雲に覆われている。姫路市観光振興課の石川博樹課長は「気象条件によっては多少待ってもらいます」と所在ない。

 午前7時20分ごろ、雲の上部がオレンジに染まり、まばゆい朝日が顔をのぞかせる。城下町のマンションや家屋に長い影が伸び、鳥の鳴き声が聞こえる。磨き上げた床板に、光の筋が差した。

 9年ぶりに特別公開する乾小天守をへて城を下り、午前8時すぎ、入城口近くの迎賓館へ。暖房の効いた部屋で、家島産のノリや大津区で育てたレンコンなど、地元食材を用いた朝ご飯が供された。

 だが、私の分はない。試食できるのは、ホテル関係者のみだ。カメラを構えていると腹が鳴った。早朝から体を動かし、絶景を見た後で口にする食事は格別に違いない。

     ■

 朝5時半に起きた価値はあったのか。山の稜線もあり、地平線からドラマチックに太陽が立ち昇るわけではなく、息をのむほどに美しいというものではない。ただ、忍者のように闇夜にまぎれて城に忍び込む体験が、非日常的であることは確かだ。早起きが得意な人は参加してみては。

 ツアーは宿泊、朝食込みで、シングル1万3800円~1万5900円。JTB姫路支店TEL079・289・2120

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