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姫路食文化協会の例会で出席者の声を聞く飯島義雄氏(左)と清元秀泰氏=姫路市呉服町
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姫路食文化協会の例会で出席者の声を聞く飯島義雄氏(左)と清元秀泰氏=姫路市呉服町

 投開票日まで3カ月を切った兵庫県姫路市長選を前に、市内のさまざまな団体が、市長選へ立候補を予定する前副市長の飯島義雄氏(59)と医師の清元秀泰氏(55)を招いて政策や意見を聞く機会を設けている。背景には、24年ぶりの新人対決できっ抗する情勢に、主催者側の思惑が絡み合う。現職優勢の中、討論の場も少なかった4年前の前回とは対照的だ。

 ■相まみえ持論

 23日、市内の酒造や菓子、乾麺などの組合や関係団体が加盟する「姫路食文化協会」が同市呉服町で開いた特別例会。出席した約20人の前で、招かれた両氏が順番に食を通じた観光施策について持論を述べた。

 同協会の前川裕司副会長は「観光、産業において食の魅力は大部分を占める。両候補とも意識を高めてもらい、姫路を良くしてもらえたら」と狙いを語った。

 この直前の16日にも、姫路独協大学が学生向けに討論会を開催し、両氏とも参加した。2月初旬には市老人福祉施設連盟も、加盟施設を集めて両氏に考えを聞く会を計画している。

 ■主催者側の狙いは

 「市長に当選されたら、播州屋台会館(仮称)を作っていただけますか?」

 昨年8月、市内の神社の氏子らでつくる「屋台文化保存連絡会」が企画した両氏の対談企画。最後の質問は、同会が市に強く要望してきた会館の建設への決意を問うものだった。

 両氏とも、整備方針が決まっている「姫路城ミュージアム(仮称)」に同会館の機能を組み込む案を示した上で、飯島氏は「実現させたい」、清元氏も「文化庁と交渉していきたい」と答えた。

 両氏を招いた討論会や対談の一部には、市への要望を実現させたいという主催団体側の狙いも透けて見える。ある主催団体の関係者は「きっ抗する情勢の中で、支持を失うわけにはいかないから、両者とも参加せざるをえない。団体側は、どちらが通っても意見を聞いてもらえる」と明かす。

 ■前回とは一転

 4年前の市長選では姫路青年会議所(JC)が唯一、公開討論会を企画したものの、石見利勝市長が公務を理由に欠席したため実現しなかった。石見氏後援会の幹部は「政策や人柄はある程度知られている」と話し、公務を置いてまで参加する必要はなかったという認識を示した。

 「今回のように立候補予定者が同じ場所で意見を述べる場はほぼ無かったのでは」と幹部。実は2011年市長選でも討論会は東日本大震災の発生で中止。姫路JCによると、市長選討論会は96年に企画されたが中止になり、以降は記録がないという。

 4月11日に予定する初の討論会に向けて準備を進める姫路JCの担当者は「姫路のまちが変わるきっかけになる選挙。今回こそは必ず実現させたい」と力を込めた。(井沢泰斗)

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