姫路

  • 印刷
ゴムボートに乗ったまま人形を磨く町職員=2018年6月、福崎町西田原
拡大
ゴムボートに乗ったまま人形を磨く町職員=2018年6月、福崎町西田原

 誠に勝手ながら、しばらくお休みをいただきます-。妖怪の世界でそんな丁寧な張り紙が必要なのかはさておき、兵庫県福崎町内の公園にある、リアルで怖い機械仕掛けのかっぱ人形「ガジロウ」が、8日から約2カ月間、稼働を止める。設置されている池の改修工事に伴う措置で2014年の登場以来最も長い「休暇」となる。町の担当者は「住みやすくなった池にまた戻ってきますので、それまで待っていてください」と代弁している。

 ガジロウは同町西田原の辻川山公園にある池(約120平方メートル)の中にあり、15分に1回、コンプレッサーで下から空気を送り込んで水面に顔を出す仕組み。福崎町出身で民俗学の父・柳田国男にちなんだ、多彩な町おこし事業の発端になっており、今も人気だ。

 今回の工事では水漏れ対策を施す一方、17年に両脇に子がっぱを付け足したことで手狭になっていた水底の基礎部分を拡張する。現在、手入れは町職員がゴムボートに乗って行っているが、工事後は水底に足を踏み入れて行うこともできるという。

 工事に伴い、子がっぱはすぐに取り外されるが、ガジロウは工期の前半は池の水を抜いた状態で見られるという。

 ちなみに、ガジロウ誕生の出発点は、隠れた状態から突如現れて怖がらせる、という、濁った水を逆手に取った発想だった。今回の改修工事で池の水は澄み、当面は水中での待機中もはっきりと認められる。

 担当者は「魚がガジロウにどう絡んでいるかとか、新しい楽しみを見つけていただけたら」と話している。(井上太郎)

姫路の最新
もっと見る

天気(2月18日)

  • 11℃
  • 3℃
  • 0%

  • 12℃
  • -2℃
  • 0%

  • 12℃
  • 2℃
  • 0%

  • 13℃
  • 1℃
  • 0%

お知らせ