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壁一面に「鶴女房」のあらすじを描いた香寺高校と鶴居中学校の生徒たち=市川町鶴居
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壁一面に「鶴女房」のあらすじを描いた香寺高校と鶴居中学校の生徒たち=市川町鶴居
電車からも見える壁にはツルをでかでかとあしらった=市川町鶴居
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電車からも見える壁にはツルをでかでかとあしらった=市川町鶴居

 兵庫県市川町鶴居のJR播但線鶴居駅前に、建物の壁一面を使って昔話「鶴の恩返し」の物語を紹介する“巨大絵巻”がお目見えした。住民の交流拠点としてカフェが営業している「鶴居地域活性化センター」北面の外壁に、香寺高校(姫路市)と鶴居中学校の生徒たちが描いた。電車から見える西面にも巨大なツルをあしらい、ツルにまつわる伝説の里としてのPRに、文字通りの看板が備わった。

 同センターは、旧JA兵庫西の支店跡に昨春オープン。カフェのほか、鶴の恩返しの知られざる外伝と、鶴居地区とのゆかりを紹介する展示館を構えた。近くには物語の舞台となったという「皿池」がある。

 一方、センターがあるJR鶴居駅前は少子高齢化でさびれて久しい。JR西日本によると、同駅の1日平均乗車人員は241人(2016年度)。人通りを増やそうと、センターを運営する鶴居地域活性化協議会の岡本和久会長(80)が壁画を発案。香寺高美術工芸部がデザインし、鶴居中生徒会も含む計約20人が1月初旬までに、北面の壁(高さ6メートル、幅16メートル)いっぱいに「鶴女房 謎解き型」を描き切った。

 機織りする姿を見られてしまったツルが男のもとから飛び去る-というおなじみの結末はまだ折り返し。男はツルが残した水を張った皿と1本の針の意味を探った結果、「播磨の皿池」へ向かう。そこでツルとひとときだけの再会を果たす-までを、文章も交えて絵巻物風に仕立てている。

 香寺高1年の女子生徒(16)は「これだけ大きな壁に描くのは初めて。地域に興味を持ってもらえるきっかけになれば」。岡本さんは「早速、絵を見て人が立ち寄ってくれている。うれしい限り」と喜んでいる。(井上太郎)

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