姫路

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サウンディング型市場調査の事前説明会で施設内を見学する民間事業者ら=姫路市書写
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サウンディング型市場調査の事前説明会で施設内を見学する民間事業者ら=姫路市書写
曲線を描く瓦屋根が特徴の姫路市書写の里・美術工芸館=姫路市書写
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曲線を描く瓦屋根が特徴の姫路市書写の里・美術工芸館=姫路市書写

 美術工芸品などを展示する姫路市書写の里・美術工芸館(兵庫県同市書写)が今夏で25周年を迎えるのを機に、大規模改修を計画していることが、市への取材で分かった。年間1億円以上の運営費をかけながら、オープン以来年間4万人前後と入館者数が伸び悩む同館。年間6万人の来館を目標に、民間の意見を積極的に取り入れ、魅力ある施設として新生させる。

 同館は1994年に伝統工芸品や郷土玩具などを展示する施設としてオープン。同年は5万人近くが訪れたが、その後は3~4万人台で推移した。入館無料の小中学生や高齢者が中心で、収益の改善が課題だった。そこで10~20代の若者や外国人観光客を取り込み、近接する書写山と一体となったにぎわいづくりを目指し、抜本的なリニューアルを行うことにした。

 今回の改修で市が取り入れるのが、民間業者との意見交換を通して事業のアイデアを得る「サウンディング型市場調査」という手法。1月下旬に同館で開かれた事業者向けの説明会では、担当する市行財政改革推進課の担当者が「小さくまとまらず、思い切ったアイデアを」と自由な提案を強く求めた。

 サウンディング-は行政にとって柔軟な意見が得られるだけでなく、民間側も事前に課題を知り、事業者選定の際に行政の意図をくんだ提案ができるメリットから近年導入が広がる。市は施設の外観維持を条件にする他は制限を設けない方針。意見交換を経て今夏までに大まかな改修方針を決定し、2020年度に基本設計、22年度には改修工事に入りたい考えだ。

 同課の担当者は「目の前の書写山ロープウェーには多くの観光客が来ているのに、施設に流れていない。民間の知恵を借り、施設のポテンシャルを生かしたい」と話す。(井沢泰斗)

【姫路市書写の里・美術工芸館】姫路市出身で東大寺別当を務めた故清水公照氏の作品を中心に、伝統工芸や全国各地の郷土玩具などを展示する施設として1994年7月にオープンした。建設費は約21億5200万円。建築家の故宮脇檀さんが設計を手掛け、書写山の稜線に合わせて曲線を描く瓦屋根などの外観が特徴。姫路張り子や姫路独楽など工芸品の製作実演、体験コーナーも備えている。

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