姫路

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試写会で思いを語る金素栄監督=姫路市本町、イーグレひめじ
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試写会で思いを語る金素栄監督=姫路市本町、イーグレひめじ
「ルートヴィヒに恋して」の一場面(映画製作工房シネマヤ提供)
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「ルートヴィヒに恋して」の一場面(映画製作工房シネマヤ提供)

 ベートーベンの「交響曲第9番(第9)」を歌う神戸、姫路(兵庫県)の市民らを追ったドキュメンタリー映画「ルートヴィヒに恋して」が23日、神戸市中央区元町通4の元町映画館で公開される。韓国出身の金素栄監督(50)=同市須磨区=が、「師走の風物詩」と言われるほど日本で第9が親しまれている背景を掘り下げようと制作。世界的な名曲が市民の日常に息づく理由は何か。多彩な人生物語を紡ぎ、歌う意味を描いた。

 金監督はソウル市で生まれ、2003年に結婚を機に神戸へ。朝鮮族の歴史を描いたドキュメンタリー作品「空色の故郷」(00年)が初監督作品。今回は、日本で年末に第9が多く歌われている驚きから、新作の題材に選んだ。

 いずれも市民でつくる「神戸フロイデ合唱団」と「姫路第九合唱団」の人々を16年まで2年かけて撮影。今年1月、姫路市で試写会を開き、140分の長編作品を初披露した。整音は、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールに輝いた「万引き家族」の録音担当冨田和彦さんが手掛けた。

 余命を宣告された男性、女子高校生、定年退職後の男性、職場の人間関係に悩む女性…。さまざまな人たちに密着。それぞれが人生の中に第9をどう位置付けているか-を、ときにユーモラスに、ときにしんみりと描き出した。市民ら約120人がJR姫路駅前で実演した圧巻のフラッシュモブ(即興ライブ)は、作品の重要な場面を飾る。

 金監督は「人々の中で大切に育てられた第9という種の意味を作品を通じて感じてほしい」と話す。

 元町映画館での上映は3月1日まで。毎日午後0時40分から。一般1700円など。大阪や姫路でも上映を予定する。元町映画館TEL078・366・2636

(宮本万里子)

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