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正賞として贈られた蒔絵(まきえ)の羽子板を持つ平川新さん(右)と石川求さん=姫路市総社本町
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正賞として贈られた蒔絵(まきえ)の羽子板を持つ平川新さん(右)と石川求さん=姫路市総社本町

 兵庫県姫路出身の哲学者和辻哲郎(1889~1960年)にちなみ優れた著作をたたえる第31回和辻哲郎文化賞の授賞式が3日、姫路市総社本町の市民会館であった。一般部門受賞の宮城学院女子大学長、平川新さん(68)=仙台市=と、学術部門受賞の首都大学東京大学院人文科学研究科教授、石川求さん(60)=東京都八王子市=が出席し、作品への思いを述べた。

 平川さんの「戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略」は戦国-江戸期に欧州諸国と渡り合った日本の外交政策を再評価する内容。式では「晩年の秀吉が正常な判断力を失い、朝鮮出兵を決めたという解釈を変えるのが一つのテーマ。スペインやポルトガルの世界征服事業に触発されたと考えるべき」と語った。

 「カントと無限判断の世界」で受賞した石川さんは、東京大で和辻の教えを受けた元中国帰還者連絡会会員、故絵鳩毅氏との関わりを明かした。「晩年に『出征前の20代に戻れるなら、和辻先生とカントを読みたい』と語っておられた。ご存命なら受賞を喜んでくれたはず」と語った。(井沢泰斗)

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