姫路

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経路の記録のほか、イラストや文章が書きためられたノート=3月中旬、JR姫路駅前
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経路の記録のほか、イラストや文章が書きためられたノート=3月中旬、JR姫路駅前
上郡-姫路間でノートを運んだ千家さん(左から2人目)と、前後区間をつなぐ鉄道ファンの中学生、大学生ら=3月中旬、JR姫路駅前
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上郡-姫路間でノートを運んだ千家さん(左から2人目)と、前後区間をつなぐ鉄道ファンの中学生、大学生ら=3月中旬、JR姫路駅前
ルート外の福崎駅にもやって来たノート(千家さん提供)
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ルート外の福崎駅にもやって来たノート(千家さん提供)

 短文投稿サイト「ツイッター」上で交流する学生の鉄道ファンらが、1冊のノートをバトン代わりに、日本列島縦断を試みている。札幌駅から鹿児島中央駅までの往路を終え、現在は復路に入った。3月中旬にJR姫路駅(兵庫県姫路市)を経由。播磨地域の住民の思いも乗せたノートは5月初旬をめどに、最北端の稚内駅(北海道)到着を目指し、鉄路をひた走っていく。

 企画名は「#フォロワーでつなぐ鉄のみち」。昨年12月に北海道を出発し、今年1月、鹿児島県でゴールした。居住地から近い区間など希望をもとに分担し、延べ約70人がノートを運んだ。ノートには、運んだり、立ち会ったりした人が経路と、実際に乗った電車の種類を細かく記録。電車や地元の駅の魅力、まだ見ぬ参加者へのメッセージなどを思い思いに書き込んだ。

 復路は2月11日、最南端の始発駅・枕崎駅(鹿児島県)から始動。移動は5620キロに及ぶ。運営事務局によると、往路の成功で参加希望者が殺到。復路は延べ100人以上が関わる見込み。

 今月16日、姫路市の大学生外駿輔さん(21)が、智頭-上郡間の移動を担当。同日夜には上郡駅で福崎町在住の高校生千家脩さん(17)にノートを渡した。中学生を加えた3人で姫路駅まで移動し、「快速ことぶき15時11分岡山発16時17分津山着」「746D智頭急行17時54分智頭発19時9分上郡着…」と、時刻表をにらんで記録。手作り名刺を貼ったり、乗った電車の銘板を描いたりしながら、鉄道談義に花を咲かせた。

 受け渡し場所や日時は、停車時間、連絡時間をもとに緻密に調整されている。渡線橋を走って出発直前に受け渡すこともあるが、「鉄道の正確さを信じてつないでいくのが醍醐味」と、外さん。初対面同士でも順調に企画が動く秘けつでもある。

 千家さんはいったん、ルート外の播但線に乗って福崎町の自宅にノートを持ち帰り、福崎駅の看板やかっぱのゆるキャラを借景に復路のノートを撮影し、ツイートした。翌日、ノートは姫路駅で中学生2人に引き渡され、2人は加古川線、福知山線を回って尼崎駅に向かった。

 輪の広がりが奏功し、復路からは、文化庁の発信事業「beyond2020プログラム」に認証された。千家さんは「鉄オタって、マナーが悪いとか批判されることが多いけど」と前置きしつつ「迷惑をかけず、こんな面白い取り組みもしているんだなと、良い意味で関心を集めたい」と話す。(井上太郎)

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