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スーパーフードとして注目される「モリンガ」を使ったお茶や粉末=姫路市駅前町
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スーパーフードとして注目される「モリンガ」を使ったお茶や粉末=姫路市駅前町

 豊富な栄養素を含むことから「奇跡の木」と呼ばれる北インド原産の植物「モリンガ」の栽培に、農業に新規参入した建設会社「吉田組」(兵庫県姫路市広畑区正門通3)が成功した。近年は「スーパーフード」として話題を集めるが、元は食糧難を補うために栽培された歴史もある。お茶や粉末などの商品化も進める同社は「アジアで昔から食べられてきた植物だという歴史も訴えたい」という。

 同社は2015年、同市網干区内の耕作放棄地約3ヘクタールを借りてネギ栽培を開始。障害者の就労継続支援を行うNPO法人も設立し、利用者に農作業を担ってもらっている。

 17年からは畑の一部約1500平方メートルを使い、テレビやSNS(会員制交流サイト)で注目されていたモリンガの栽培に挑戦。亜熱帯原産のため国内では沖縄や九州などしか生産事例がなく、発芽まではハウス内で育てるなど工夫を重ねて翌年の本格栽培にこぎ着けた。

 収穫した葉は自社工場で乾燥させてティーバッグに詰め、「モリンガティー」(40グラム、税込み2350円)として商品化。料理や飲み物に混ぜて使用する粉末状の「モリンガパウダー」(60グラム、同2850円)も販売している。

 同社によると、モリンガはビタミンやミネラル、アミノ酸など90種類以上の栄養素が含まれるという。栄養価の高さから世界食糧計画(WFP)も生産を推奨し、フィリピンでは、食糧不足への対策として栽培が進められてきたという。

 同社の担当者は「歴史的背景も加わり、今後知名度が高まれば需要も増えるはず。美容や健康に関心のある女性をメインに、幅広い世代にPRしていきたい」と話す。(井沢泰斗)

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