姫路

時計2019/4/17 05:30神戸新聞NEXT

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清元秀泰氏
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清元秀泰氏
姫路市役所
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清元秀泰氏
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清元秀泰氏
飯島義雄氏
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飯島義雄氏

 24年ぶりの新人対決となった兵庫県姫路市長選。新たなリーダーとして、53万都市をどのように導くのか。候補者に聞いた。(聞き手・伊藤大介、井沢泰斗、写真・小林良多)

■市政継承し健康・医療発展 清元秀泰氏(55)無新

 -立候補の経緯は

 「東日本大震災の被災地に救援救急隊の隊長として入り、多くの命を救うには政治の力が必要だと痛感した。石見利勝市長が後継者を探していると聞いてお会いし、人口が増えない中、生活の質を上げる政治こそが石見市政16年を継承するにふさわしいと考え、東北大を辞して、政治活動を始めた」

 -何に取り組む

 「病気の子どもに対応するなど、質の高い保育を拡充し、少子化対策を行う。学校給食には安全安心な食材を用い、給食費は2人目から減額、3人目からは無償にする。また、地域で給付型奨学金をつくり、若者に帰ってきてもらう。介護申請のワンストップ化など利便性の高い医療、介護、福祉の連携を行う」

 「新たに建設される県立はりま姫路総合医療センター(仮称)を中心として医療情報を統合し、地域医療をレベルアップさせる。播磨は医師数が神戸、阪神に比べて少ない。健康、医療、福祉分野は専門である私の考えを入れて、石見市政を発展させていきたい」

 -市周辺部の活性化策は

 「私自身が人口減少地域に住んでいることもあり、重要な政策だ。石見市政でしっかりした基盤整備が進んだが、山陽電鉄沿線や鉄道のない地域では拠点整備が遅れ、人口減少につながっている。道の駅をにぎわい、交流の拠点として作り、買い物の利便性を向上させる。また、道の駅と官公庁、病院をコミュニティーバスでつなぎたい」

 -行政経験について

 「東北大で、東日本大震災の復興予算で病院を作るなどの仕事をした。その後、内閣府など所管の日本医療研究開発機構調査役を務めた。現場でたたき上げて経験を積んだ。市民に寄り添う行政をやっていきたい」

 きよもと・ひでやす 姫路市生まれ。香川医科大(現・香川大医学部)卒業。東日本大震災の現地で医療活動に取り組んだ。息抜きは料理。妻が仕事で遅い日、よく魚料理を子どもに振る舞ったが、「野菜炒めしか記憶にないそうです」と笑う。

■国、地方行政の経験生かす 飯島義雄氏(59)無新

 -総務省、姫路市副市長などを経て立候補を決めた

 「大学進学で姫路を離れ、旧自治省(現総務省)に入った。福井県副知事を務めるなど全国で仕事をしたが、改めて姫路は産業や観光などさまざまな資源に恵まれ豊かだと感じた。一方で全国的には姫路の位置すら知られていない。いつか行政経験や国とのパイプを生かして姫路を良くしたいと考えていたところ、8年前に副市長として姫路に戻ることになり、市政にチャレンジしたいと決意した」

 -今の姫路をどう捉え、何に取り組むか

 「姫路に帰ってきてから自転車で全市域をくまなく回った。歴代市長のおかげで姫路駅前はきれいになったが、少し離れると市街地でも地価が下がり、北部など合併町地域では過疎化が進んでいる。各地域の個性に応じた発展が必要だと感じている」

 「私が大好きなスイスは人口800万人の国土に2千の市町村が残っており、モデルにしたい事例だ。小型のバンや乗り合いタクシーで公共交通網を張り巡らせ、農家レストランや農家民宿で若者の雇用の場を生み出す。小中学校の給食費や中学3年生までの医療費を所得制限なしに無料化するなど、日本一の子育て支援策で転入増加を目指す」

 -強く訴える「新しい姫路」の姿とは

 「今までのようにしがらみや因習にとらわれない、開かれたまちであることだ。一般市民が政策を提言できる『姫路未来会議』を新たに設け、女性の副市長を登用する。裸一貫で姫路に来れば、誰でも創業できる仕組みづくりも必要だ」

「もちろん地縁や血縁で市長が選ばれることもない。親が政治家でなくても、大きな組織がバックに付かなくても市長になれるんだ、という事例をつくりたい」

 いいじま・よしお 姫路市生まれ。東京大経済学部卒業後、旧自治省(現総務省)に入り、福井県副知事や消防庁防災課長を歴任。趣味はカラオケでAKB48の「365日の紙飛行機」が持ち歌。好物のカレーを食べてリフレッシュする。

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