姫路

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姫路城をバックに街頭で政策を訴える姫路市長選の候補者。城を活用した観光施策にも注目が集まる=姫路市内(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)
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姫路城をバックに街頭で政策を訴える姫路市長選の候補者。城を活用した観光施策にも注目が集まる=姫路市内(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)

 兵庫県姫路市長選に立候補した新人2人が、世界文化遺産・国宝姫路城を活用した誘客策をアピールしている。日帰り中心から滞在型観光への転換が課題となる中、泊まらなければ楽しめない夜の観光でアイデアを競わせる。医師の清元秀泰氏(55)は夜間の忍者ツアーを企画し、元姫路市副市長の飯島義雄氏(59)は点滅ライトアップによる演出を提案する。

 白鷺城(しらさぎじょう)と呼ばれる優美な姿は外国人観光客の人気を年々高め、2018年度は過去最高の約39万人が訪れた。全体の入城者数がピーク時の約287万人(15年度)から約159万人に減る中、海外からの旅行者が動員を下支えした。

 一方、姫路市の観光動向調査では、市内に宿泊する外国人客は15%未満にとどまる。新幹線や新快速が停車するアクセスの良さが裏目に出て、日帰りで立ち寄る人が大半を占める。

 清元氏は、旅行者が夜中に忍者のコスプレで城に集まり、ペンライトで大天守に登るプランを提唱する。米国留学時代の知人が姫路に来た際、忍者に興味津々だったといい、外国人のニーズに応える趣向だ。

 飯島氏は「エッフェル塔のシャンペン・フラッシュのように、チカチカと点滅させる」との案を出す。こちらも日が落ちた午後9時、無数の光で演出し、外国人らの旅行者を夜まで姫路に引き留める狙いだ。

 また2氏とも、こうした夜の観光と組み合わせる形で、姫路駅周辺の飲食街などで播磨の地元食材を使った料理や、特色ある播磨の地酒を堪能してもらうプランを示している。

 姫路市は既に期間限定の姫路城夜間公開やプロジェクションマッピングによるライトアップを行っている。姫路城管理事務所は2氏のアイデアについて「城の品位を保ちつつ、技術的に可能なものか、検討したい」と選挙後を見据え、検証を始めた。市長選は21日に投開票される。(伊藤大介、井沢泰斗)

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