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姫路城の剪画作品などが並ぶ小坂通泰さん(左)の個展=姫路市呉服町
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姫路城の剪画作品などが並ぶ小坂通泰さん(左)の個展=姫路市呉服町

 播磨の風景を切り絵で表現する剪画作家・小坂通泰さん(81)の個展が5日、兵庫県姫路市呉服町の「めくめくギャラリー」で始まった。姫路城をはじめ、播州各地の名所を、剪画ならではの詩情あふれる表現で描き出している。12日まで。

 小坂さんは広告代理店勤務を経て、1967年にグラフィックデザイナーとして独立。独自の手法を模索する中で剪画と出合った。姫路文化賞や日本剪画大賞などを受賞。2001年から郷土誌「バンカル」に連載を始め、03年には画塾を開くなど、剪画の発展に尽くしてきた。

 今回は近作や代表作など50点余りを展示。墨で黒く塗った和紙をカッターナイフで切り抜いたモノクロ作品を中心に、彩色を施した作品もある。手柄山公園の上空に姫路モノレールやウミガメが舞う姿、花々が楽しげに歌っている佐用町のヒマワリ畑など、作品には遊び心があふれている。

 中でもライフワークとする姫路城は、四季折々の多彩な姿を捉えて圧巻だ。小坂さんは「城の持つ構築性はモノクロの表現にうってつけ。50年描いてきたが、見るたびに新たな発見がある」と話す。

 8集目となる姫路城の絵はがき集も制作した。10枚組で700円(税別)。市内の土産物店などで販売する。剪画アート工房こさかTEL079・255・5044

(平松正子)

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